User Login History:ログイン履歴を一覧画面で確認できる
ユーザーが何時ログイン&ログアウトをしているかを確認できるようにしておくと、
セキュリティー上も安心ですよね。
そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
それは「User Login History」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
User Login History
User Login History は、管理画面からユーザーのログイン履歴を一覧表示できます。
絞り込み条件を設定して表示させることもできます。
ショートコードを使用して任意の場所にログイン履歴を表示させることもできます。
ログイン履歴を CSV としてダウンロードも可能。
マルチサイトネットワークでは、ネットワーク管理領域で、
現在のネットワークの全てのブログから取得された全てのレコードを一覧表示します。
表示できる情報は、以下の項目になります。
- ユーザーID
- ユーザー名
- ユーザー権限
- 旧権限
- Web ブラウザー
- オペレーティング・システム(OS)
- IP アドレス
- タイムゾーン(IP アドレスに基づく)
- 国名(IP アドレスに基づく)
- 国コード(IP アドレスに基づく)
- ユーザーエージェント
- セッション継続時間(ユーザーがセッション毎に Web サイトに滞在した時間)
- 最後に見た時間(セッションで最後に見た時間)
- ログイン日時
- ログアウト日時
- ログインステータス
以下のサードパーティ製のプラグインとの互換性もあります。
- Admin Custom Login
- BuddyPress
- Force Login
- Login No Captcha reCAPTCHA
- Loginizer
- Theme My Login
- Ultimate Member
- UserPro(有償)
- WooCommerce
- WPS Hide Login
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:2.0.0
マルチサイトでの利用:可
Gutenberg エディターでの動作
Gutenberg エディターに追加される機能は無いので、気にする必要は無いです。
Gutenbergでのショートコードの挿入手順
このプラグインは、ショートコードを使用します。
挿入手順については、下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
Gutenberg でのショートコードの挿入手順 – WordPress活用術
インストール手順
User Login History をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
User Login History – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「User Login History」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
User Login History を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用テーブル
下記のテーブルを User Login History 専用のテーブルとして作成し利用します。
テーブル作成時に $wpdb->prefix も使用しているので、マルチサイトにも対応。
class-activator.php に記述されています(長文になるので省略)。
専用メニュー
管理画面の「コメント」メニューの下に追加されています。
使い方
ちょっと見にくいですが、上のような感じで一覧表示されます。
ログイン履歴を絞り込むための検索フォームです。
日付の期間を指定して、
ログイン日時・ログアウト日時・最後に見た時間かを選択します。
CSV でのダウンロードもここで行います。
高度な検索フィルターボタンをクリックすると上のような感じで表示されます。
UTC よこの「EDIT」ボタンをクリックするとタイムゾーン設定画面に移動します。
2.0.0 以降では非推奨となっています。
ログイン履歴一覧です。
ログインステータスについて
Logged in:
ユーザーが正常にログインした場合に表示されます。
Logged out:
ユーザーがログアウトボタンをクリックしてログアウトに成功した場合に表示されます。
Failed:
ユーザーが無効な資格情報を入力した場合に表示されます。
Blocked:
マルチサイトネットワークで使用されます。
デフォルトでは、ユーザーは任意のブログにログインでき、
WordPress は、ユーザーが関連付けられているブログにリダイレクトします。
User Login History は、ユーザーがログインしたブログにログイン情報を保存しますが、
WordPress がユーザーをリダイレクトするブログの情報は保存できません。
プラグイン設定を使用して、この動作を防ぐことができます。
Unknown:
バージョン 1.7.0 で新しい列「ログインステータス」を追加したため、
1.7.0にアップグレードすると、
データベーステーブルで、ログインステータスの値が空になります。
※ユーザーが「ログイン状態を保存する」にチェックを付けてログインした後、
ログアウトせずにブラウザを閉じると、
ログインステータスが「Logged in」と表示されます。
ショートコード
下記のショートコードを使用すると、任意の投稿や固定ページでログイン履歴を表示できます。
[user_login_history]
パラメータも下記のパラメータが用意されています。
パラメーター
パラメーター名 | 説明 | 初期値 |
title | リストテーブルのタイトルを指定します。 | 空の文字列 |
---|---|---|
limit | 1ページあたりのレコード数を指定します。 | 20 |
reset_link | リストページのカスタム URI を指定できます。 | |
date_format | 日付の表示形式を指定できます。 | Ymd |
time_format | 時刻の表示形式を指定できます。 | H:i:s |
show_timezone_selector | タイムゾーンセレクタを表示するかどうか | true |
columns | リストテーブルで表示する列を指定できます。使用可能な列は、user_id, username, role, old_role, ip_address, country_name, browser, operating_system, timezone, user_agent, duration, time_last_seen, time_login, time_logout, login_status です。 | operating_system, browser, time_login, time_logout |