Lazy Loader:画像、iframe、動画と音声を遅延ロードできる

2018年12月2日

画像、iframe、動画と埋め込み音声を遅延ロードできる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「Lazy Loader」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。

Lazy Loader

Lazy Loader - WordPress.org

Lazy Loader は、画像、iframe、動画と埋め込み音声を遅延ロードできます。
Lazy Loader では、自動的に下記のコンテンツが遅延読み込みされます。

  • 投稿、固定ページ、カスタム投稿、テキストウィジェット等に挿入されている img と picture 要素
  • 投稿のサムネイル画像
  • インラインの背景画像
  • iframes 要素
  • video 要素
  • audio 要素

上記以外にも以下の機能などを備えています。

  • 特定の CSS クラスを持つ要素を遅延読み込みを行わない(デフォルトで skip-lazy というクラスが使えます)。
  • Lazy Loader で処理すべきフィルタを追加可能。
  • iFrame の遅延読み込みを有効化。
  • 既にサポートされているブラウザのネイティブ遅延ローディング機能を使用するように画像やiFrameを修正可。
  • 動画や音声など、より多くの要素のサポートを追加可能。
  • video 要素のポスターフレームの遅延読み込みを有効化。
  • audio 要素の遅延読み込みを有効化。
  • インライン背景画像の遅延読み込みを有効化。
  • ローディングスピナーを表示可。
  • 特定の投稿/ページでプラグインを無効化。
  • サイトの完全なマークアップを処理します。
  • デフォルトの lazysizes の設定値を変更可。

マークアップを手動で変更すると、
背景画像、Javascript と CSS の遅延読み込みも行うことができます。

manually modify the markup – GitHub(aFarkas/lazysizes)

記事を作成もしくは更新時点でバージョン:8.1.0
マルチサイトでの利用:可

Gutenberg エディターでの動作

Gutenberg エディターに専用機能が追加されます。
デフォルトでは無効になっています。

インストール手順

Lazy Loader をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
Lazy Loader – WordPress.org

もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。

ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Lazy Loader」と入力します。

WordPressプラグイン「Lazy Loader」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。

プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術

日本語化

Lazy Loader を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。

WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。

※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。

日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。

WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術

専用メニュー

ダッシュボードの「設定」メニューの中の「メディア」内にメニューに追加されています。

使い方

設定画面から必要な設定を行います。

WordPressプラグイン「Lazy Loader」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

設定によっては個別の投稿・固定ページで遅延読み込み機能を無効にすることもできます。

設定

WordPressプラグイン「Lazy Loader」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

  • CSS classes to exclude
    遅延読み込みから除外したい要素を CSS クラスで指定可。カンマで区切ると複数指定可。
  • Additional filters
    処理する必要がある WordPress フィルターを入力できます(1 行に 1 つ)。 PHP の関数名の正規表現と一致しないものは全て削除されます。

WordPressプラグイン「Lazy Loader」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

  • Enable lazy loading for iframes
    iframe によって読み込まれたコンテンツの遅延読み込みを有効にするかどうか。
  • Include lazysizes native loading plugin
    Web ブラウザーがネイティブ Lazy-load 機能をサポートしている場合、使用するかどうか。
  • Include lazysizes unveilhooks plugin
    背景画像、Javascript、CSS および video の遅延読み込みのサポートを追加するかどうか。

WordPressプラグイン「Lazy Loader」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

  • Enable lazy loading for inline background images
    この項目には unveilhooks プラグインが必要です。自動的にロードされます。インライン背景画像(複数の背景画像もサポート)の遅延読み込みを有効にするかどうか。

WordPressプラグイン「Lazy Loader」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

  • Enable lazy loading for videos
    video 要素の遅延読み込みを有効にするかどうか。
  • Enable lazy loading for audios
    audio 要素の遅延読み込みを有効にするかどうか。

WordPressプラグイン「Lazy Loader」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

  • Display a loading spinner
    ロードスピナーを表示するかどうか。
  • Color of the spinner
    スピナーの色を選択します。

WordPressプラグイン「Lazy Loader」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

  • Enable option to disable plugin per page/post
    全ての投稿タイプ(投稿・固定ページ・カスタム投稿)の編集画面に遅延読み込みを無効にするチェックボックスを表示するかどうか。
  • Process the complete markup
    有効にすると全てのイメージ及び他のメディアが遅延ロードされます。

WordPressプラグイン「Lazy Loader」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

  • Modify the default config
    lazysizes スクリプトの構成にカスタム値を追加できます。

代替プラグイン

Lazy Loader にほしい機能が無かった場合には、
Lazy Loader 以外にも遅延ロード(遅延読込)できるプラグインを記事にしています。
以下では、Lazy Loader を含めて 9 個を簡単に紹介しています。

遅延ロード(遅延読込)できるWordPressプラグイン一覧

URL

Lazy Loader – WordPress.org

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

遅延読込

Posted by 管理人