Lazy Load:画像ファイルを遅延ロードできる

2016年12月28日

サイトやブログを閲覧していて、
画面をスクロールした時に画像がワンテンポ遅れて表示されることないですか?

簡単に書くと画像ファイルを遅延読込処理をしています。
スクロールした時に必要となる画像ファイルを読み込んでいます。

大きいサイズの画像が 1 記事に大量にあると読み込み完了まで時間が掛かります。
読み込み完了までに時間が掛かると Google のインデックスにも影響を与えかねません。
画像を多く使っているサイトやブログを運営している場合には、導入しておきたいところです。

そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
それは「Lazy Load」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。

Lazy Load

Screenshot of wordpress.org

Lazy Load は、画像ファイル(jpeg, gif, png など)を遅延ロードできます。
iframe や 動画系ファイルは対象外です。

ただし、注意点もあります。
Lazy Load で表示する画像を Googlebot が認識できないことがあります。
対処法も使い方のところに載せておきます。

記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:v 0.6.1
マルチサイトでの利用:可

インストール手順

下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
Lazy Load – WordPress.org

もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。

ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Lazy Load」と入力します。

WordPressプラグイン「Lazy Load」のスクリーンショット

検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。

プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術

使い方

Lazy Load の使い方は、有効化するだけで何もすることは無いです。
ただし、前述したように Googlebot 対策を施す必要があります。

/wp-content/plugins/lazy-load/ 内の lazy-load.php を修正する必要があります。

lazy-load.php をローカルで修正して、FTP クライアントソフトなどでアップロードするか、
ダッシュボードの「プラグイン」メニューから「インストール済みプラグイン」を選択して、
「Lazy Load」行の編集から直接修正する手順があります。

※何か起きたとしても自己責任で御願いします。

// 2016/12/27 ADD START
if( stripos($_SERVER['HTTP_USER_AGENT'], 'Googlebot') !== false )
	return $content;
// 2016/12/27 ADD E N D

上記のコードを

if ( ! self::is_enabled() )
	return $content;

// Don't lazyload for feeds, previews, mobile
if( is_feed() || is_preview() )
	return $content;

48 行目にコピーアンドペーストなどをするなりして記述します。

if ( ! self::is_enabled() )
	return $content;

// 2016/12/27 ADD START
if( stripos($_SERVER['HTTP_USER_AGENT'], 'Googlebot') !== false )
	return $content;
// 2016/12/27 ADD E N D

// Don't lazyload for feeds, previews, mobile
if( is_feed() || is_preview() )
	return $content;

追加するコードの解説を少しだけ書いておきます。

「HTTP_USER_AGENT」は、
簡単に書くとアクセスした際のブラウザーやクローラーなどの情報が設定されています。
今回の場合は、Googlebot かどうかを判定するために利用しています。

「stripos」は、PHP の関数で、ある文字列から特定の文字列が無いかを検索するために使います。
検索した結果、特定の文字列がない場合には、「false」を返し、
逆に特定の文字列が見つかった場合には、「false」以外を返してくれます。

以上のことから、
「$_SERVER['HTTP_USER_AGENT’]」に「Googlebot」という文字列が見つかるかどうかを判定し、見つかった場合には、$content を返しています。

代替プラグイン

Lazy Load にほしい機能が無かった場合には、
Lazy Load 以外にも遅延ロード(遅延読込)できるプラグインを記事にしています。
以下では、Lazy Load を含めて 9 個を簡単に紹介しています。

遅延ロード(遅延読込)できるWordPressプラグイン一覧

URL

Lazy Load – WordPress.org

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遅延読込

Posted by 管理人