The Events Calendar:イベント管理とイベントカレンダーを表示できる
イベントの管理とイベントのカレンダー表示ができる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「The Events Calendar」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
The Events Calendar
The Events Calendar は、イベントの管理とイベントのカレンダー表示ができます。
作成したイベントは、イベント検索で検索することができます。
イベント会場や主催者を複数作成可能。
イベントの開催場所をグーグルマップで表示可。
ウィジェットで今後のイベントリストを表示可。
Google カレンダーと iCal のエクスポート可。
日本語化対応もされています。
デモサイトも用意されています。
The Events Calendar DEMO – WpShindig.com
イベントビューに表示されるイベントカテゴリに背景色を設定できるプラグインもあります。
The Events Calendar Category Colors の使い方 – WordPress 活用術
登録フォームと通知メールを使ってのイベント参加者の管理を行えるものもあります。
Registrations for The Events Calendar の使い方 の使い方 – WordPress 活用術
記事を作成もしくは更新時点での The Events Calendar のバージョン:5.0.2
マルチサイトでの利用:可
Gutenberg エディターでの動作
Gutenberg エディターでも正常動作します。
インストール手順
The Events Calendar をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
The Events Calendar – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「The Events Calendar」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
The Events Calendar は、日本語化対応がされているので、有効化するだけで日本語化されます。
日本語化されない場合には、日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
ダッシュボードの「投稿」メニューの下に追加されています。
The Events Calendar の管理画面
作成したイベントの一覧画面です。
個別のイベントを表示させると上のような感じで表示されます。
使い方
イベントの新規作成
イベントのタイトルと内容を入力します。
時間と日付
イベントの開始日時と終了日時を設定します。
「終日のイベント」にチェックを付けると終日開催のイベントにできます。
日付はカレンダーから選択できます。
時刻はセレクトボックスから選択します。
場所
- 会場
イベントを開催する会場を選択します。既存の会場を選択するか会場の新規作成もできます。 - 地図を表示
グーグルマップを表示するかどうか。 - 地図リンクを表示
グーグルマップのリンクを表示するかどうか。
利用可能な会場から選択するか、新規作成したい場合には会場名を入力します。
利用可能な会場を選択した状態の画面です。
会場の編集リンクも合わせて表示されます。
リンクをクリックすると会場編集画面が別画面で開きます。
新規会場を作成したい場合には Create 行を選択します。
会場の新規作成画面と内容は同じなので、ここでの説明は省略します。
主催者
こちらも会場と同じように事前に作成していると選択できます。
主催者を選択した状態の画面です。
主催者の編集リンクも合わせて表示されます。
リンクをクリックすると主催者編集画面が別画面で開きます。
新規主催者を作成したい場合には Create 行を選択します。
主催者の新規作成画面と内容は同じなので、ここでの説明は省略します。
複数の主催者を設定できます。
イベント WEB サイト
イベントに関する WEB サイトなどがある場合に URL を入力できます。
イベント費用
イベントの参加費を入力します。
イベントの参加費が無料の場合には「0」を入力します。
フィールド自体を非表示にしたい場合に空欄にします。
追加機能
リンクをクリックすると別の内容が読み込まれてしまうので、
今までの入力内容が消えてしまうので注意しましょう。
イベントカテゴリー
イベントのカテゴリーを選択します。
タグ
イベントに関するタグを選択します。
イベント設定
- イベントリストに表示しない
このイベントをイベントリストに表示しないようにするかどうか。 - 月表示に上部固定
このイベントを月カレンダーの上部に固定表示するかどうか。 - 注目のイベント
このイベントをオススメイベントとするかどうか。イベントビュー・アーカイブ・ウィジェットで強調表示されるようになります。
タグの新規作成
WordPress 標準のタグと共用です。
使い方は、WordPress 標準のタグと同じです。
イベントカテゴリーの新規作成
使い方は、WordPress 標準のカテゴリーと同じです。
タグとは違って WordPress 標準のカテゴリーと共用しません。
会場の新規作成
会場の情報を入力します。
主催者の新規作成
主催者の情報を入力します。
読み込み
有償版のみの機能です。
設定
一般
Events Calendar リンクを表示:
このプラグインのリンク(Powered By)を表示するかどうか。
一般設定
- 1 ページに表示するイベント数
リストビューの 1 ページあたりのイベント数を入力します。他のビューには影響しません。
初期値:10 - Filter Activation
フィルターの有効化する方法を選択します。 - ブロックエディタをイベントで有効化
イベント作成画面で Gutenberg エディターを有効にするかどうか。
- コメントを表示
イベントページでのコメントを有効にするかどうか。 - カスタムフィールドメタボックスを表示
クラシックエディターで WordPress のカスタムフィールドを有効にするかどうか。 - ブログのメインループに予定を含める
チェックを付けると、イベントが標準のイベントページにも表示されます。
- イベント URL スラッグ
イベントの URL に使用されるスラッグをカスタマイズできます。 - 個別イベント URL スラッグ
イベントの個別ページの URL に使用されるスラッグをカスタマイズできます。
- 一日の終了時間
真夜中を過ぎるイベントがある場合に翌日のカレンダーに表示されないようにできます。 - デフォルトの通貨記号
参加費のデフォルトの通貨記号を入力します。変更した場合、適用されるのは今後作成されるイベントのみです。作成済みのイベントには適用されません。 - 通貨記号を価格の後に表示
通貨記号を参加費の前と後ろどちらに表示させるかを選択します。 - 会場が重複している開催者
3.0 より前のバージョンからアップデートした際の不具合を解消するための機能です。
- より古いイベントをゴミ箱に移動する
過去のイベントを自動的にゴミ箱に移動させたい時に使用します。 - より古いイベントを完全に削除します
過去のイベントを自動的に一括削除できます。削除されると元に戻す事はできません。
地図設定
- 地図を有効にする
Google マップを有効にしイベント会場の地図を表示するかどうか。 - Google マップの標準ズームレベル
Google マップのデフォルトズームレベルを指定します。
初期値:10
その他の設定
- ウェルカムページを表示
The Events Calendarを初めてインストールした際に表示されるページを表示します。 - 更新ページを表示
プラグイン更新時に表示されるページを表示します。 - デバッグ モード
チェックを付けるとデバッグ情報をログに記録します。既定では、サーバー PHP エラーログに記録されます。
タイムゾーンの設定
- タイムゾーンモード
タイムゾーンのモードを選択します。 - タイムゾーンの表示
イベントスケジュール情報の最後にタイムゾーンを追加するかどうか。
ディスプレイ
基本テンプレート設定
イベントテンプレートに使用する標準スタイルシートを選択します。
- イベントテンプレート
カレンダーとイベントのコンテンツの外観を制御するためのページテンプレートを選択します。 - イベントビューを有効にする
有効にするイベントビューを選択します。少なくとも 1 個のビューは選択する必要があります。 - Use updated calendar designs
全てのカレンダービューで更新されたデザインを有効にするかどうか。
- 標準表示
デフォルトで表示するビューを選択します。 - イベント検索バーを無効にする
チェックを付けると、クラッシックヘッダを使うことができます。 - 1日当たりの月間ビューイベント
月ビューで表示するデフォルトのイベント数を指定します。「-1」を指定すると無制限で表示されます。
初期値:3 - 月表示のキャッシュを有効にする
チェックを付けると、月ビューを一時的にキャッシュ化できます。
日付形式設定
日付の表示書式の設定を行えます。
- 年月日
年月日の表示書式を指定します。 - 年なしの日付
月日の表示書式を指定します。 - 月と年の形式
年月の表示書式を指定します。
- 日時区切り文字
日付と時刻を区切る際の区切り記号を入力します。 - 時間範囲の区切り記号
イベントの開始時間と終了時間の間に使用する区切り記号を入力します。 - Datepicker Date Format
日付ピッカーで使用する日付形式を選択します。
高度なテンプレート設定
ライセンス
ライセンスキーを入力します。
APIs
Google マップの API キーを入力します。
独自の API キーを追加しないと、
組み込みの API キーが常にこのフィールドに入力され、
マップ関連の機能が制限されます。
読み込み
有償のみの機能です。
アップグレード
専用ウィジェット
実際に表示させると上のような感じになります。