Cache Enabler:静的HTMLを生成しキャッシュ化できる

2019年3月13日

静的 HTML を生成しキャッシュ化できる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「Cache Enabler」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。

Cache Enabler

Screenshot of wordpress.org

Cache Enabler は、静的 HTML を生成しキャッシュ化し、GZip 圧縮されて配信されます。

投稿・固定ページだけでなくてカスタム投稿にも対応しています。
キャッシュ化から除外する投稿・固定ページ・カスタム投稿を指定可。

ダッシュボードで実際のキャッシュサイズを確認可。

生成されたキャッシュは、有効期限設定による自動または手動での消去ができます。
特定のページのキャッシュを手動で消去こともできます。

HTML とインライン JavaScript のサイズ縮小もできます。

304 Not Modified もサポート。
WebP もサポート(Optimusと組み合わせた場合)。
WordPress 4.4 以降の srcset を介したレスポンシブイメージもサポート。
WordPress マルチサイトもサポート。

サードパーティ製 Autoptimize とも連携化。

記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:v 1.3.3
マルチサイトでの利用:可

Gutenberg エディターでの動作

Gutenberg エディターに追加される機能は無いので、気にする必要は無いです。

インストール手順

下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
Cache Enabler – WordPress.org

もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。

ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Cache Enabler」と入力します。

WordPressプラグイン「Cache Enabler」のスクリーンショット

検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。

プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術

日本語化

Cache Enabler を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。

WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。

※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。

日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。

WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術

専用メニュー

WordPressプラグイン「Cache Enabler」のスクリーンショット

ダッシュボードの「設定」メニューの中に追加されています。

使い方

専用画面から設定を行います。

設定

WordPressプラグイン「Cache Enabler」のスクリーンショット

  • Cache Expiry
    キャッシュの有効期限を時間単位で指定します。「0」を指定すると無期限となります。
  • Cache Behavior
    キャッシュ時の動作を選択します。

Clear the complete cache if a new post has been published (instead of only the home page cache).
新しい投稿が公開されると、全てのキャッシュを消去します。

Clear the complete cache if a new comment has been posted (instead of only the page specific cache).
新しいコメントが投稿されると、対象のページだけでなくて全てのキャッシュを消去します。

Pre-compression of cached pages. Needs to be disabled if the decoding fails in the web browser.
GZip 圧縮されたキャッシュページのデコードに失敗する場合に選択します。

Create an additional cached version for WebP image support. Convert your images to WebP with Optimus.
WebP イメージをサポートするための追加のキャッシュバージョンを作成します。

Clear the complete cache if any plugin has been upgraded.
プラグインがアップグレードされると、キャッシュ全体を消去します。

WordPressプラグイン「Cache Enabler」のスクリーンショット

  • Cache Exclusions
    キャッシュ対象から除外するページを指定します。

WordPressプラグイン「Cache Enabler」のスクリーンショット

  • Cache Inclusions
    キャッシュ対象に含めるページを指定します。
  • Cache Minification
    HTML とインライン JavaScript のサイズ縮小するかどうかを選択します。

補足情報

動的コンテンツを表示させていると静的 HTML を作成すると不都合が起きるケースがあります。
No Cache AJAX Widgets は、キャッシュ化したくない様々な動的コンテンツをキャッシュ化せずに表示できるウィジェットを設置できます。

No Cache AJAX Widgets の使い方 – WordPress 活用術

URL

Cache Enabler – WordPress.org

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Posted by 管理人