Calculated fields for ACF:数式フィールドをACFに追加できる
数式フィールドを Advanced Custom Fields の各フィールドタイプに追加できる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「Calculated fields for ACF」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
Calculated fields for ACF
Calculated fields for ACF は、数式フィールドを Advanced Custom Fields の各フィールドタイプに追加します。
追加された数式フィールドは、指定したフィールドの値に基づいて簡単な計算を実行することができます。
計算は、フロントエンドのフォームとバックエンドの投稿エディタ上で、
ajax を介して自動的に更新されます。
数式には、基本的な四則演算と累乗を含めることができ、
sin、cos、arcsin、log、ln、sqrt、abs などの関数も含めることができます。
括弧もサポートしています。
10 進値を最も近い整数に丸める丸め関数(round/ ceil/ floor)もサポート。
数式には、0 または 1 を返す条件式を含めることもできます。
条件演算子を使用した有効な式の例:
10 == 10(1 を返します)
10 == 2(0 を返します)
10 > 2(1 を返します)
10 < 2(0 を返します)
10 <= 10(1 を返す)
グループフィールド(サブフィールドも含む)と繰り返しフィールドにも対応。
繰り返しフィールドでは、親フィールドグループの数式フィールドには、
集計関数である合計、カウント、平均、最小、または最大を使用可。
使用可能な集計関数は次のとおりです。
sum()
average()
count()
min()
max()
Calculated fields for ACF には、Advanced Custom Fields 5.0 以降が必須。
Pro 版でも動作します。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:1.2.4
マルチサイトでの利用:可
インストール手順
Calculated fields for ACF をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
Calculated fields for ACF – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Calculated fields for ACF」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
Calculated fields for ACF を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
Calculated fields for ACF に専用メニューは無いです。
Advanced Custom Fields の各フィールドタイプに数式フィールドが追加されます。
使い方
使い方は、追加された数式に計算式を入力していくだけです。
読み取り専用フィールドにすることもできます。