Flying Scripts:Javascriptの実行を遅らせる

Javascript の実行を遅らせることができる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「Flying Scripts」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。

Flying Scripts

Flying Scripts - WordPress.org

Flying Scripts は、ユーザーアクティビティ(マウスホバー、スクロール、キーボード入力、モバイル端末でのタッチ操作等のユーザーからのイベント)がなくなるまで、Javascript の実行を遅らせることができます。

これにより、レンダリング時間、インタラクティブになるまでの時間、
最初の CPU アイドル、最大潜在入力遅延などを削減できます。
Web ブラウザーへの初期ペイロードも削減できます。

ユーザーの操作がない場合でも、指定した時間が経過すると Javascript を実行させることもできます。

defer は、HTML 解析が完了した時に Javascript を実行するように指示しますが、
Flying Scripts は、ユーザーが操作するまで Javascript は実行されません。

Flying Images の作者は、以下のプラグインも公開しています。
Flying Pages:ページをプリロードできます。
Flying Images:画像をCDN経由でWebPに変換&配信できます。

記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:1.1.7

インストール手順

Flying Scripts をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
Flying Scripts – WordPress.org

もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。

ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Flying Scripts」と入力します。

WordPressプラグイン「Flying Scripts」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。

プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術

日本語化

Flying Scripts を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。

WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。

※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。

日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。

WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術

専用メニュー

WordPressプラグイン「Flying Scripts」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

管理画面の「設定」メニューの中に追加されています。

使い方

WordPressプラグイン「Flying Scripts」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

Include Keywords:
実行を遅らせる Javascript ファイルを指定します。

例)

Facebook Pixelの場合は fbevents.js
Google タグマネージャーの場合は gtag
Facebook カスタマーチャットプラグインの場合は customerchat.js

Timeout:
実行を遅らせていた Javascript の実行を開始するまでの待機時間を選択します。

URL

Flying Scripts – WordPress.org

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Posted by 管理人