Flying Pages:Webページをプリロードできる
Web ページをプリロードし直ぐに読み込むことができる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「Flying Pages」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
Flying Pages
Flying Pages は、ユーザーがクリックする前に Web ページをプリロードし直ぐに読み込むことができます。
JavaScript コードを挿入し、Web ブラウザーがアイドル状態になるまで待機し、
Intersection Observer を使用して現在の表示領域内のリンクを検出し、
プリフェッチを使用してプリロードするよう Web ブラウザーに要求してくれます。
もし、使用できない場合は xhr に自動的に切り替えます。
また、マウスホバー時にまだプリロードされていない場合、即プリフェッチしてくれます。
表示領域内のリンクが多い場合には、1 秒あたりのプリロードの数を制限も可能。
サーバーの応答が遅くなったりエラーが返される場合には、プリロードが自動的に停止されます。
ユーザーが 2G などの低速接続を使用しているか、
データセーバーが有効になっている場合には、プリロードは実行されません。
強制的にプリロードの対象としないリンクをキーワードで指定できます。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:v 2.0.9
Gutenberg エディターでの動作
Gutenberg エディターに追加される機能は無いので、気にする必要は無いです。
インストール手順
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
Flying Pages – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Flying Pages」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
Flying Pages を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
ダッシュボードの「設定」メニューの中に追加されています。
使い方
デフォルトの設定のままで正常に動作します。
設定画面では簡単な設定が行なえます。
設定(Settings)
- Delay to Start Preloading
Web ブラウザーがアイドル状態になるとプリロードが開始されますが、その開始タイミングを遅らせることができます。 - Max Requests Per Second
Web サーバーに送信できる 1 秒あたりのプリロードの数の最大値を選択します。 - Mouse Hover Delay
マウスホバー時にプリロードを開始するまでの待機時間を選択します。 - Ignore Keywords
プリロードの対象としないリンクをキーワードで指定できます。