糖尿病治療に「2つの作用」を持つ新薬が承認

「2型糖尿病患者はインスリンの効きが低下するインスリン抵抗性とインスリン分泌機能低下が混在しています。現在、糖尿病薬はインスリンの注射を含め、9種類が使用可能です。インスリン注射、インスリンの分泌をよくする薬、さらにはそれ以外の作用がある3種に分けられています。このほど承認された新薬のイメグリミンはインスリン抵抗性改善とインスリンの分泌を促進する、2つの重要な作用を併せ持った画期的な糖尿病薬となります」

 イメグリミンは、すでに多くの糖尿病患者に使用されている治療薬メトホルミンと類似の構造をしている。主な作用はメトホルミン同様、血管内の高濃度ブドウ糖によって発生する活性酸素の発生を抑制し、酸化ストレスによるインスリン抵抗性亢進の改善を図る。そして、イメグリミンはインスリン分泌を促進させる作用もある。他にメトホルミンの服用中、ごくまれに起こる乳酸アシドーシスといった重篤な副作用もイメグリミンでは確認されていない。

糖尿病治療に「2つの作用」を持つ新薬が承認、選択肢が広がる期待 – ポストセブン

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