1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価

味の素株式会社が 1 回の採血で現在がんである可能性を評価する従来の「AICS」に「4年以内の糖尿病発症リスク」と「血液中の必須・準必須アミノ酸濃度に基づく栄養状態」の評価等を行う「アミノインデックス 生活習慣病リスクスクリーニング(AILS)」を追加した「アミノインデックス リスクスクリーニング(AIRS)」を 2017 年 11 月より全国で発売を開始すると発表。

AILS(糖尿病リスク)評価

AILS(糖尿病リスク)は「4 年以内の糖尿病発症リスク」を「ランクA」「ランクB」「ランクC」の 3 ランクに分類評価。
人間ドック受診者 7,703 名の血液中のアミノ酸濃度のバランスを測定し、4 年以内に糖尿病を発症した人と発症しなかった人との違いをリスク評価に応用。

AILS(アミノ酸レベル)

AILS(アミノ酸レベル)は、食事から摂る必要がある 10 種類の必須・準必須アミノ酸の血液中の濃度を測定し、
たんぱく質の構成成分であるアミノ酸が体内で不足しているかどうかを評価。
1,890 名の血液中の必須・準必須アミノ酸濃度を測定し、その結果をもとに偏差値化。
偏差値 30 未満を「低値」と設定し、10 種の必須・準必須アミノ酸のいずれか 1 つでも低値になった場合には、
AILS(アミノ酸レベル)が「低い」と評価。

AICS

「アミノインデックス® がんリスクスクリーニング(AICS)」とは、
血液中のアミノ酸濃度を測定し、健康な人とがんである人のアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析することで、現在がんである可能性を評価する検査方法。
2014 年 4 月よりサービスを開始し、2017 年 8 月末時点で、人間ドックを中心に全国で約 1,300 の医療施設で採用。
1 回の採血で、男性では 5 種類のがん(胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、前立腺がん)、
女性では 6 種のがん(胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、乳がん、子宮がん・卵巣がん)の可能性を評価する。
早期のがんにも対応。

URL

プレスリリース – 味の素
https://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/2017_10_12.html

血液検査

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