日本水産の生活機能科学研究所が白身魚タンパク質の筋肉増加効果について発表

年平均で1.0~2.0%の除脂肪量(筋肉量の指標で、臓器と筋肉を含んだ総量)が減少するといわれる65歳以上の女性を対象としたヒト臨床試験(単群比較試験)において、運動の介入は行わず、通常の生活で3ヵ月間スケソウダラのタンパク質を毎日摂取した結果、摂取後に除脂肪量の増加が確認され、筋肉の増加が示唆された。

ボランティア:65歳以上の女性19名
測定項目:除脂肪量(二重X線吸収測定法による)
介入方法:3ヵ月間の栄養介入。スケソウダラ魚肉ミンチ4.5g入りのレトルトスープを毎日摂取。
結果:全身の除脂肪量が19名中15名で増加した。【図1】
また、ボランティア19人の平均値で、統計的に有意に除脂肪量が増加した。

今回の研究発表を通じて、以下の機能を報告しました。

①ヒトで筋肉増加作用を示す目安摂取量として体重60㎏として1日3.3g以上が示唆され、65才以上の女性の除脂肪量が増加することにより、筋肉量を増やす可能性があることが示された。
②筋肉増加メカニズムとして、運動模倣作用が示され、有効成分はミオシンである可能性が示唆された。
③タンパク質としての質は、非常に良質であることが確認された。

URL

ニュースリリース 白身魚タンパク質の筋肉増加効果について – 日本水産
http://www.nissui.co.jp/news/20171002.html

研究発表

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