Custom PHP Settings:PHPの設定をカスタマイズできる

PHP の設定を簡単にカスタマイズできる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「Custom PHP Settings」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。

Custom PHP Settings

Custom PHP Settings - WordPress.org

Custom PHP Settings は、WordPress が使用している PHP の設定を簡単にカスタマイズできます。
設定反映のために .htaccess ファイルまたは .user.ini ファイルを変更します。

PHP の実行モードによって Custom PHP Settings の動作が異なります。

PHP が Apache モジュールとして実行されている場合、
.htaccess ファイルを使用してカスタマイズされた設定を反映します。

PHP が CGI/Fast-CGI モードで実行されている場合、
カスタム INI ファイルが使用されます。
このファイルの名前は、PHP 構成の user_ini.filename の値によって異なります。
デフォルトでは .user.ini です。

Custom PHP Settings の PHP 情報のテーブルで、カスタム INI ファイルの名前を確認可。
ユーザー INI ファイルキャッシュの TTL 値には注意する必要があります。
この値は、カスタム INI ファイルがリロードされる前にキャッシュされる期間を示します。

例えば、値が 300 に設定されている場合、
カスタム INI ファイルへの変更は最大 5 分間反映されません。
PHP 構成での名前は user_ini.cache_ttl です。

.user.ini ファイルが Web サーバーによってブロックされている場合があります。

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インストール手順

Custom PHP Settings をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
Custom PHP Settings – WordPress.org

もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。

ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Custom PHP Settings」と入力します。

WordPressプラグイン「Custom PHP Settings」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。

プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術

日本語化

Custom PHP Settings を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。

WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。

※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。

日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。

WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術

専用メニュー

WordPressプラグイン「Custom PHP Settings」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

管理画面の「ツール」メニューの中に追加されています。

使い方

WordPressプラグイン「Custom PHP Settings」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

カスタム PHP の設定エディター。
各設定は、key = value の形式で入力する必要があります。
一部の設定では、値によってはページにアクセスできなくなる可能性があります。

万が一、値を変更してサイトにアクセスできなくなった場合は、
.htaccess ファイル中の以下のプラグインマーカーの間の全ての行を手動で削除します。

# BEGIN CUSTOM PHP SETTINGS
php_value variables_order EPCS <-- Remove # END CUSTOM PHP SETTINGS If this option is selected the .htaccess or user INI file will be restored when the plugin is deactivated or uninstalled. チェックを付けると、Custom PHP Settings が非アクティブ化またはアンインストールされると、 .htaccess ファイルまたはユーザー INI ファイルが復元されます。

設定(Settings)

WordPressプラグイン「Custom PHP Settings」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

ここでは、カスタマイズできるシステム以外の全ての php の設定が表示されています。
変更された設定は、ここのリストで全て赤で表示されます。

Custom PHP Settings によって、カスタマイズされた php.ini ファイル以外にも、
WordPress 本体・サードパーティ製のプラグイン、
または、その他の方法で変更されている場合にも赤で表示される場合があります。

変更可能な設定の完全な一覧は、以下の URL にあります。
php.ini ディレクティブのリスト – php.net

PHP情報(PHP Information)

WordPressプラグイン「Custom PHP Settings」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

現在の環境における PHP の情報を確認できます。

WordPressプラグイン「Custom PHP Settings」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

有効な全ての PHP 拡張機能の一覧。

WordPressプラグイン「Custom PHP Settings」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

全ての $ _ COOKIE 変数一覧。

WordPressプラグイン「Custom PHP Settings」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

全ての GET 変数一覧。

WordPressプラグイン「Custom PHP Settings」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

全ての $ _ SERVER 変数一覧。

URL

Custom PHP Settings – WordPress.org

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Posted by 管理人