複数の自動バックアップスケジュールを設定できる：BackUpWordPress
自動でデータベースと各種ファイルを簡単にバックアップできる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「BackUpWordPress」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
BackUpWordPress
BackUpWordPress は、複数の自動バックアップスケジュールを設定できます。
データベースと各種ファイルを自動でバックアップすることができます。
バックアップ対象からフォルダと各ファイルを除外することもできます。
バックアップに関する設定項目も必要最低限しかないので、簡単に使うことができます。
設定できるスケジュールは、以下のとおりです。
- 手動
- 毎時
- 1 日 2 回
- 毎日 1 回
- 毎週 1 回
- 2 週間に 1 回
- 毎月 1回
バックアップファイルは、ZIP 圧縮しメールで送信可能。
デフォルトで、2 種類のバックアップスケジュールを自動で作成してくれます。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン：v 3.8
インストール手順
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
BackUpWordPress – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「BackUpWordPress」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
BackUpWordPress を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト（テーマ・プラグイン）用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
有効化すると
BackUpWordPress has set up your default schedules. By default BackUpWordPress performs a daily backup of your database and a weekly backup of your database & files. You can modify these schedules.
下記のデフォルトのバックアップスケジュールを設定済み。
このスケジュールは、自分で変更することができます。
毎日 1 回のデータベースのバックアップ
毎週 1 回のデータベースとファイルのバックアップ
と言うような事が表示されています。
専用メニュー
ダッシュボードの「ツール」メニューの中に追加されています。
初回操作時
BackupWordPress was created by our friends at HumanMade but is now owned by XIBO. We’re committed to opensource and WordPress and will provide free support for the many BackupWordPress fans. However, we’ll no longer be selling or supporting the paid add-ons (e.g. for backups to Dropbox and Google Drive).
It’s a good idea to backup to cloud storage to protect against server-wide risks. For this we recommend UpdraftPlus WordPress Backups. Click here for full comparison
BackupWordPress の著作権などが XIBO に移り所有していますが、
今後もオープンソースソフトウェアとして、開発と無料サポートを行います。
有料のアドオンの販売やサポートも継続していきます。
しかしながら、クラウドストレージにバックアップすることを推奨し、
UpdraftPlus WordPress Backups を推奨します。
みたいな感じのとこが表示されています。
Your site cannot be backed up because your server doesn’t support mysqldump or PDO::mysql. Please contact your host and ask them to enable them.
上記のメッセージが表示されたら、下記の拡張機能が無効になっています。
php.ini の内容を確認し拡張機能を有効にしましょう。
何かしらの理由で有効にできないのであれば、このプラグインは使用できません。
extension=php_pdo_mysql.dll
管理画面
このプラグインがデフォルトで用意してくれているバックアップスケジュールです。
Run now でバックアップの手動実行
Settings で設定変更可能。
Excludes でフォルダとファイルのバックアップ除外。
Delete でバックアップスケジュールを削除できます。
使い方
「Add Schedule」でバックアップスケジュールを作成できます。
- Backup
バックアップ対象を選択します。 - Schedule
バックアップ頻度を選択します。 - Number of backups to store on this server
サーバーに保存するバックアップ数を指定します。 - Email notification
完了したバックアップファイルの送信先メールアドレスを入力します。カンマで区切るとメールアドレスを指定できます。
頻度を 1 日 2 回を選択すると、開始時刻を指定します。
2 回目は 1 回目から 12 時間後に実行されます。
頻度を 1 日 1 回を選択すると、開始時刻を指定します。
頻度で毎週 1 回を選択すると開始時刻に加えて、曜日を指定します。
※2 週間に 1 回の場合も同様です。
頻度で毎月 1 回を選択すると開始時刻に加えて、開始日を指定します。
バックアップ対象にファイルを含めた場合には、
除外するフォルダとファイルをスケジュール作成後に設定できます。
代替プラグイン
BackUpWordPress にほしい機能が無かった場合には、
BackUpWordPress 以外にもデータベースのバックアップができるプラグインを記事にしています。
以下では、BackUpWordPress を含めて 7 個を簡単に紹介しています。
データベースのバックアップができるWordPressプラグイン一覧