Woody ad snippets:各種コードスニペットを管理できる

2020年7月5日

各種(PHP/HTML/Javascript/CSS)コードスニペットを管理できる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「Woody ad snippets」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。

Woody ad snippets

Woody ad snippets - WordPress.org

Woody ad snippets は、各種(PHP/HTML/Javascript/CSS)コードスニペットを管理できます。
Woody ad snippets の主な特徴は、以下のとおりです。

  • 構文ハイライター付きのコードエディター搭載
  • 従来の TinyMCE を使用してリッチテキスト広告を作成可
  • ショートコードを使用して、Web サイトの任意の場所にスニペットを配置可
  • Gutenberg エディターでスニペットを配置可
  • ショートコードまたは Gutenbergエディターを使用して、コンテンツと追加のパラメーターをスニペットに送信可
  • 全ての投稿と固定ページにスニペットを自動的に配置可
  • ショートコードを使用して、どこでも PHP コードを実行可
  • Javascript、CSS、HTML コード用のコードスニペットを作成可
  • コードスニペットは、無制限に登録可
  • 他のプラグインのショートコードも使用可
  • コードスニペットを条件を指定して表示または非表示の切り替え可
  • コードスニペットのエクスポート・インポート可
  • Google AdSense、Amazon ネイティブショッピングコンテキスト広告、Yandex Direct 広告、Media.net を挿入可
  • Google アナリティクストラッキングコード、Yandex Metricaト ラッキングコード、Yandex カウンターをヘッダー・フッターに挿入可
  • Facebook ピクセル、Facebook スクリプト、Facebook og:imageタグ、Google コンバージョンピクセル、Vk ピクセルを挿入可

コードスニペットは、自動的に Web サイト上の全てのページに挿入できる以外にも、
全てのページのヘッダーもしくはフッターに挿入可。

投稿、固定ページ、カスタム投稿では、以下のエリアに自動挿入可。

  • 投稿の前
  • コンテンツの前
  • 特定の段落の前
  • 特定の段落の後
  • コンテンツの後
  • 投稿の後

カテゴリ、アーカイブ、タグ、分類では、以下のエリアに自動挿入可。

  • 抜粋の前
  • 抜粋の後
  • 投稿の間
  • 投稿の前
  • 投稿の後

スニペットを表示するための条件としては、以下の項目等を指定可能。

  • 投稿タイプ
  • 特定の固定ページ
  • 分類
  • ユーザー権限
  • 特定のクッキー名
  • ユーザーの登録日

記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:2.3.5

Gutenberg エディターでの動作

Gutenberg エディターに専用ブロックが追加されます。

Gutenbergでのショートコードの挿入手順

このプラグインは、ショートコードを使用します。
挿入手順については、下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

Gutenberg でのショートコードの挿入手順 – WordPress活用術

インストール手順

Woody ad snippets をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
Woody ad snippets – WordPress.org

もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。

ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Woody ad snippets」と入力します。

WordPressプラグイン「Woody ad snippets」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。

プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術

日本語化

Woody ad snippets を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。

WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。

※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。

日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。

WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術

有効化すると

WordPressプラグイン「Woody ad snippets」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

専用メニュー

WordPressプラグイン「Woody ad snippets」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

管理画面の「コメント」メニューの下に追加されています。

管理画面

WordPressプラグイン「Woody ad snippets」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

登録されているスニペット一覧です。
有効・無効の切り替えと優先度の変更・スニペットのエクスポートなどができます。

使い方

スニペット作成手順

スニペットを作成するには「Add Snippet」メニューを選択します。

WordPressプラグイン「Woody ad snippets」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

スニペットの種類に応じて作成メニューが分かれています。
設定項目について、少し違いが有るだけです。

PHPスニペット

PHP コードの挿入をしたい場合に使います。
関数、フック、グローバル変数の登録、テキストの表示に使用できます。

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管理画面などで識別できるタイトルを入力し、実行したい PHP コードを入力します。

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  • Where to execute the code?
    コードをどこで実行するかを選択します。「Run everywhere」を選択すると、このスニペットを有効にすると全てのページでスニペット中の PHP コードが実行されます。
  • Description
    このスニペットの説明を入力します。
  • Available attributes
    利用可能な属性(パラメーター)をショートコードに追加できます。

Available attributes については、後でまとめて説明します。

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WordPress のタグと同じようにタグを設定できます。
タグは、WordPress デフォルトのものとは別管理となります。

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スニペットのエクスポート・公開・下書き保存・テンプレートとしての保存ができます。

テキストスニペット

フォーマットされたテキストの挿入をしたい場合に使います
引用、段落、他のプラグインのショートコード、テーブル、メディアファイルの挿入に使用できます。

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管理画面などで識別できるタイトルを入力し、テキスト文を入力します。

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  • Where to execute the code?
    コードをどこに挿入するかを選択します。「Automatic insertion」を選択すると、このスニペットを有効にすると全てのページでスニペット中の PHP コードが実行されます。
  • Insertion location
    このスニペットの挿入場所を選択します。
  • Description
    このスニペットの説明を入力します。

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このスニペットを表示もしくは非表示にする条件を設定できます。

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管理画面などで識別できるタイトルを入力し、テキスト文を入力します。

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説明がかぶるので省きます。

ユニバーサルスニペット

PHP/HTML/Javascript/CSS コードが混在している場合に使います。
アフィリエイト広告・アクセス分析、埋め込みなどの複雑な組み合わせの挿入に使用できます。

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管理画面などで識別できるタイトルを入力し、各種コード等を入力します。

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  • Where to execute the code?
    コードをどこに挿入するかを選択します。「Automatic insertion」を選択すると、このスニペットを有効にすると全てのページでスニペット中の PHP コードが実行されます。
  • Insertion location
    このスニペットの挿入場所を選択します。
  • Description
    このスニペットの説明を入力します。
  • Available attributes
    利用可能な属性(パラメーター)をショートコードに追加できます。

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説明が被るので省きます。

CSSスニペット

CSS コードを挿入したい場合に使います。
インラインとして挿入するか、CSS ファイルとして挿入するかを選択可。

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管理画面などで識別できるタイトルを入力し、CSS コードを入力します。

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  • Where to execute the code?
    コードをどこに挿入するかを選択します。「Automatic insertion」を選択すると、このスニペットを有効にすると全てのページでスニペット中の PHP コードが実行されます。
  • Insertion location
    このスニペットの挿入場所を選択します。

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  • Linking type
    このスニペットの挿入方法を選択します。外部ファイルもしくはインラインで挿入するかを選択します。
  • Description
    このスニペットの説明を入力します。
  • Available attributes
    利用可能な属性(パラメーター)をショートコードに追加できます。

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説明が被るので省きます。

Javascriptスニペット

Javascript コードを挿入したい場合に使います。
インラインとして挿入するか、Javascript ファイルとして挿入するかを選択可。

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管理画面などで識別できるタイトルを入力し、CSS コードを入力します。

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  • Where to execute the code?
    コードをどこに挿入するかを選択します。「Automatic insertion」を選択すると、このスニペットを有効にすると全てのページでスニペット中の PHP コードが実行されます。
  • Insertion location
    このスニペットの挿入場所を選択します。

WordPressプラグイン「Woody ad snippets」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

  • Linking type
    このスニペットの挿入方法を選択します。外部ファイルもしくはインラインで挿入するかを選択します。
  • Description
    このスニペットの説明を入力します。
  • Available attributes
    利用可能な属性(パラメーター)をショートコードに追加できます。

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説明が被るので省きます。

HTMLスニペット

HTML コードを挿入したい場合に使います。

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管理画面などで識別できるタイトルを入力し、HTML コードを入力します。

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  • Where to execute the code?
    コードをどこに挿入するかを選択します。「Automatic insertion」を選択すると、このスニペットを有効にすると全てのページでスニペット中の PHP コードが実行されます。
  • Insertion location
    このスニペットの挿入場所を選択します。
  • Description
    このスニペットの説明を入力します。
  • Available attributes
    利用可能な属性(パラメーター)をショートコードに追加できます。

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説明が被るので省きます。

広告スニペット

広告を挿入したい場合に使います。
引用、段落、他のプラグインのショートコード、テーブル、メディアファイルの挿入に使用できます。

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管理画面などで識別できるタイトルを入力し、各種コード等を入力します。

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  • Where to execute the code?
    コードをどこに挿入するかを選択します。「Automatic insertion」を選択すると、このスニペットを有効にすると全てのページでスニペット中の PHP コードが実行されます。
  • Insertion location
    このスニペットの挿入場所を選択します。
  • Description
    このスニペットの説明を入力します。

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説明が被るので省きます。

Available attributesの使い方

新しい属性「simple」をショートコードに追加したい場合には、
Available attributes に simple と入力します。

ショートコードでは、以下のように使います。
[wbcr_php_snippet id ="9999″ simple="引き渡したい内容"]

ショートコード側で受け取るには、変数 $simple としてスニペットで使用できます。
属性名には、ラテン文字と数字を含めることができます。
アンダースコアも使用可。

ページの内容に応じて、表示条件を設定したい場合には、
スニペットにコンテンツを引き渡すこともできます。

[wbcr_php_snippet] 引き渡したい内容 [/ wbcr_php_snippet] で囲みます。

スニペット側では、変数 $content として使用できます。

エディターでのショートコードの挿入方法

管理画面などから取得できるショートコードをそのまま貼り付けても使えますが、

クラシックエディターと Gutenberg エディターで簡単挿入できる方法があります。

WordPressプラグイン「Woody ad snippets」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

クラシックエディターでは、ショートコード挿入ボタンが追加されます。

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Gutenberg エディターでは、専用ブロックが追加されます。

※どちらも、1 個以上登録済みのスニペットが有効になっている必要があります。

WordPressプラグイン「Woody ad snippets」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

テキストウィジェットにも追加されます。

タグ(Tags)

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WordPress デフォルトのタグと使い方は同じです。

設定(Settings)

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  • Activate by Default
    スニペットを新規作成するか、既存のスニペットを更新する場合、デフォルトでコードスニペットをアクティブにするかどうか。
  • Keep the HTML entities, don’t convert to its character
    HTMLエンティティ(特殊文字)を保持するかどうか。
  • Complete Uninstall
    Woody ad snippets をアンイストールすると、全てのスニペットと Woody ad snippets の設定も完全に削除するかどうか。
  • Support old shortcodes
    古いバージョンのショートコードをサポートするかどうか。

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  • Code style
    スニペットエディターでのコードスタイルを選択できます。
  • Indent With Tabs
    タブ付きインテントを有効にするかどうか。
  • Tab Size
    コードエディターで Tabキーを押すと、左インデントが N 個のスペース分追加されます。
    初期値:4
  • Indent Unit
    コードエディターでスニペットを選択し、Tab キーを押すと、選択したコードの左インデントが N 個のスペース分追加されます。
    初期値:4

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  • Wrap Lines
    エディター上での長い行を折り返すかどうか。
  • Line Numbers
    行番号を表示するかどうか。
  • Auto Close Brackets
    開いている引用符または角括弧を自動的に閉じるかどうか。
  • Highlight Selection Matches
    選択した変数と関数名を検索し、一致した場合強調表示するかどうか。

インポート・エクスポート

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Duplicate Snippets:
インポート時に重複したスニペットが存在した場合の処理方法を選択します。

Ignore any duplicate snippets:
重複するスニペットを全て無視します。
ファイルから全てのスニペットをインポートし、既存のスニペットは全てそのままにします。

Replace any existing snippets with a newly imported snippet of the same name.:
既存のスニペットを同じ名前の新しくインポートされたスニペットで置き換えます。

Do not import any duplicate snippets:
重複するスニペットはインポートしない。

代替プラグイン

Woody ad snippets にほしい機能が無かった場合には、
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URL

Woody ad snippets – WordPress.org

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