WP Core Update Cleaner:本体更新時に不要ファイルを自動削除できる
WordPress 本体を手動もしくは自動で更新すると、
wp-config-sample.php、readme.txt、licence.txt を削除していても、
自動的に再配置されてしまいますよね。
残しておく理由があるのであれば、これらのファイルを削除する必要はありません。
しかし、readme.txt には、実行中の WordPress のバージョン番号が含まれています。
そのため、悪意のあるユーザーに使用される可能性があります。
また、wp-config-sample.php と licence.txt も配置しておく理由もありません。
なので、削除しておいたほうが良いのですが、
WordPress 本体が更新されるたびに手動で削除するのも面倒ですし、
誤って必要なファイルを削除してしまう可能性もゼロとは言い切れません。
そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
それは「WP Core Update Cleaner」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
WP Core Update Cleaner
WP Core Update Cleaner は、WordPress 本体の更新時に削除していても、
自動的に追加される以下のファイルを自動的に削除してくれます。
- licence.txt
- readme.txt
- wp-config-sample.php
- wp-admin/install.php
Wordfence Security などのセキュリティー系プラグインなどで、
WordPress コアファイルの存在チェックを行う場合には、
WP Core Update Cleaner をインストールしておくと、
削除されたファイルが見つからない場合、警告が表示される可能性があります。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:1.2.0
インストール手順
WP Core Update Cleaner をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
WP Core Update Cleaner – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「WP Core Update Cleaner」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
WP Core Update Cleaner を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
WP Core Update Cleaner に専用メニューは無いです。
使い方
WordPress 本体の更新時にバックグラウンド処理されるので、
何かをする必要はないです。
WordPress 本体を更新させてみると、上のような感じで削除してくれます。