マウスホイール等でのスクロール移動量を設定できる:MouseWheel Smooth Scroll
マウスホイール・矢印キー・タッチパッドでのスクロール移動量を設定できる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「MouseWheel Smooth Scroll」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
MouseWheel Smooth Scroll
MouseWheel Smooth Scroll は、マウスホイール・矢印キー・タッチパッドでのスクロール移動量を設定できます。
動作を許可するブラウザーを指定することもできます。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:v 5.3
マルチサイトでの利用:可
Gutenberg エディターでの動作
Gutenberg エディターに追加される機能は無いので、気にする必要は無いです。
インストール手順
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
MouseWheel Smooth Scroll – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「MouseWheel Smooth Scroll」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
MouseWheel Smooth Scroll を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
ダッシュボードの「設定」メニューの中に追加されています。
使い方
デフォルト設定のままでも動作しますが、設定画面から設定を変更しましょう。
設定(Settings)
- frameRate
フレームレートを指定します。数値を高くすると訪問者の端末への負荷が大きくなります。
初期値:150 Hz - animationTime
スクロール時間をミリ秒単位で指定します。
初期値:1,000 ms - stepSize
移動量を px 単位で指定します。
初期値:100 px
- pulseAlgorithm
有効にするかどうか。 - pulseScale
スクロールが止まる際のブレーキの強さを指定できます。数値を大きくすると急ブレーキになっていきます。
初期値:4 - pulseNormalize
用途不明。1 のままでも大丈夫のようです。
初期値:1
マウスホイール・矢印キー・タッチパッドでスクロールし続けた際にスクロールに加速を付けることができます。
自動車のアクセルの踏みこみ具合をイメージすると分かりやすいと思います。
軽くアクセルを踏むとじわじわ加速しますし、思いっきり踏みこみと急加速します。
- accelerationDelta
加速度の上昇具合を設定できます。値が小さいと、スクロール移動がじわじわと加速していきます。反対に大きくすると加速が速くなります。
初期値:50 - accelerationMax
スクロールを加速させた際の限界速度を設定できます。ページが長い際には、値を大きくするとより速く移動できます。
初期値:3
- keyboardSupport
キーボードをサポートするかどうか。 - arrowScroll
矢印キーを押した際の移動量を設定できます。
初期値:50 px
- fixedBackground
背景を固定化するかどうか。 - allowedBrowsers
サポートするブラウザーを選択します。