Profile Builder の使い方と設定
ログイン、ユーザー登録&プロフィール編集、パスワード回復フォームを作成できる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「Profile Builder – User Registration & User Profile」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
Profile Builder
Profile Builder は、ログイン、ユーザー登録&プロフィール編集、パスワード回復フォームを作成できます。
各フォームは、ショートコードを使用して設置します。
上記以外の Profile Builder の主な機能は、以下のとおりです。
- メール確認機能(メンバー登録時にメール通知での登録確認機能)
- ログイン方法の選択(ユーザー名のみ、メールアドレスのみ、またはその両方でのログイン可を選択)
- 最小パスワード長と最小パスワードの強度を設定可(WordPress デフォルトのパスワード強度メーターを使用)
- メンバー登録時にユーザーに特定のユーザー権限を設定可
- 権限エディター(ユーザーの権限と機能の追加、編集、削除、または複製)
- コンテンツ制限(ユーザーの権限による)
- WordPress Web サイトをメンバーにのみ表示したいかどうかの選択可
- カスタマイズ可能なユーザーログインウィジェット搭載
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:3.1.7
マルチサイトでの利用:可
Gutenberg エディターでの動作
Gutenberg エディターに追加される機能は無いので、気にする必要は無いです。
Gutenbergでのショートコードの挿入手順
このプラグインは、ショートコードを使用します。
挿入手順については、下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
Gutenberg でのショートコードの挿入手順 – WordPress活用術
インストール手順
Profile Builder をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
Profile Builder – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Profile Builder」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
Profile Builder は、日本語化対応がされているので、有効化するだけで日本語化されます。
日本語化されない場合には、日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
管理画面の「ユーザー」メニューの下に追加されています。
使い方
メンバー登録やプロフィール編集フォームに表示するフィールドを管理できます。
「Fields」メニューから編集可。
フィールドの追加は、Free 版では不可。
必須指定が無いフィールド。
必須指定が有るフィールド。
ログインフォーム
ショートコード [wppb-login] を貼り付けるとログインフォームを表示できます。
メンバー登録フォーム
ショートコード [wppb-edit-profile] を貼り付けるとメンバー登録フォームを表示できます。
[wppb-register role="author"] のように role 属性にパラメーターを渡すと、
新規登録時のデフォルトのユーザー権限を設定できます。
プロフィール編集フォーム
ショートコード [wppb-edit-profile] を貼り付けるとプロフィール編集フォームを表示できます。
管理者権限をもつユーザーは、他ユーザーのプロフィールも編集できます。
普通のユーザーは、自分のプロフィールしか編集できません。
上の画像は、管理者権限をもつユーザー時の画面です。
パスワード回復フォーム
ショートコード [wppb-recover-password] を貼り付けるとパスワード回復フォームを表示できます。
ユーザー権限の管理
設定画面の「"Roles Editor" Activated」が「はい」を選択時のみ使用可。
デフォルトでは、「いいえ」になっています。
メニューは、ユーザーメニューの中に追加されます。
ユーザー権限の一覧画面です。
権限の追加・編集・削除・複製などの操作ができます。
権限の新規追加時の画面。
権限の新規編集時の画面。
設定(Settings)
一般設定
Profile Builder固有のCSSを公開ページで読み込む:
このプラグインの CSS をフロントエンドで読み込むかどうか。
“Eメール確認"機能 有効化:
フロントエンドフォームでのみ機能します。
「Custom Redirects」モジュールを使用して、
WordPress デフォルトの登録ページをリダイレクトすることを推奨しています。
“Roles Editor" Activated:
ユーザー権限管理機能を有効にするかどうか。
“管理者承認" 機能:
Free 版は使用不可。
ユーザーログイン方法:
ログイン時にユーザー名とメールアドレスの両方を使用可にするか、
どちらか一方にするかを選択できます。
最低パスワード長:
パスワードの最低文字数を指定できます。指定しない場合は空欄。
パスワードの最低強度:
パスワードの最低強度を設定できます。
WordPress デフォルトのパスワード強度メーターを使用。
管理バー設定
どの権限のユーザーがサイト閲覧時に管理バーを表示するかを選択できます。
コンテンツ制限設定
ショートコード [wppb-restrict]制限するコンテンツ[/ wppb-restrict] を使用すると閲覧制限が掛かります。
Enable Content Restriction:
コンテンツ閲覧制限機能を有効にするかどうか。
Type of Restriction:
[メッセージ]を選択すると、
投稿のコンテンツはカスタムメッセージに置き換えられて保護されます。
[リダイレクト]を選択すると、
下記で指定した URL にリダイレクトさせて、投稿のコンテンツを保護できます。
ただし、リダイレクトは、単一の投稿にアクセスする場合にのみ可能。
アーカイブページでは、コンテンツの代わりに制限メッセージが表示されます。
Redirect URL:
リダイレクト先 URL を指定します。
Message for logged-out users:
ログインしていないユーザーに表示するメッセージをカスタマイズできます。
Message for logged-in users:
ログイン中で、かつ閲覧権限のないユーザーに表示するメッセージをカスタマイズできます。
Restricted Posts Preview:
閲覧制限が掛かっている投稿の一部をログアウトしたユーザーまたは閲覧を許可されていないユーザーに表示することができます。
プライベートサイト設定
Enable Private Website:
プライベート Web サイト機能を有効にするかどうか。
有効にすると Web サイトのコンテンツ、RSS、REST API を制限できます。
Redirect to:
ログインしていない場合、ここで指定したページにリダイレクトされます。
次のリンクにアクセスすると wp-login.php に強制的にアクセス可。
http://127.0.0.1/wp-login.php?wppb_force_wp_login = true
Allowed Pages:
ログインしていなくても、アクセスを許可するページを指定できます。
Hide all Menus:
ログインしていない場合は、全てのメニュー項目を非表示にするかどうか。
ログイン・ログアウトしたユーザー毎に異なるメニュー項目を表示する必要がある場合は、
「Custom Profile Menus」アドオンを推奨しています。
アドオン
Free 版でも使用できるアドオンもあります。
専用ウィジェット
URL
Profile Builder – WordPress.org
Posted by 管理人
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