WP User Managerの使い方と設定
メンバー登録、ログイン、パスワード回復、アカウントフォームをカスタマイズできる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「WP User Manager」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
WP User Manager
WP User Manager は、メンバー登録、ログイン、パスワード回復、アカウントフォームを簡単なカスタマイズができます。
また、ユーザープロフィールページやディレクトリページも作れます。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:2.3.4
マルチサイトでの利用:可
Gutenberg エディターでの動作
Gutenberg エディターに専用ブロックが追加されます。
Gutenbergでのショートコードの挿入手順
このプラグインは、ショートコードを使用します。
挿入手順については、下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
Gutenberg でのショートコードの挿入手順 – WordPress活用術
インストール手順
WP User Manager をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
WP User Manager – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「WP User Manager」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
WP User Manager を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
有効化すると
スルーしても大丈夫です。
専用メニュー
管理画面の「ユーザー」メニューの中に追加されています。
使い方
カスタムフィールド(Custom Fields)
登録フォームで使用するフィールドを管理できます。
とは言っても「Add New Field Group」は、Pro 版のみ使用可。
既存のフィールドグループの編集しかできません。
グループ名と説明は入力可。
フィールドグループのフィールド一覧画面。
フィールドの追加と削除は不可。
画像系のフィールドは、最大アップロードサイズを指定できます。
各フィールドは必須にするかどうかも設定可。
プロフィールページでユーザー名を表示するかどうか。
メールアドレスフィールド。
Registration Forms(登録フォーム)
メンバー登録フォームをカスタマイズするための画面。
フォームの新規作成は不可。
フォーム名は変更できます。
Customize Form ボタンをクリックすると編集画面になります。
使用したいフィールドをドラッグアンドドロップできます。
設定(Settings)
- Registration Role
メンバー登録時のデフォルトのユーザー権限を選択します。 - Allow Role Section
メンバー登録時のユーザー権限をユーザーが選べるようにするかどうか。 - Login After Registration
新規登録後にログインするかどうか。 - Enable Terms & Conditions
利用規約を表示するかどうか。
- Allow Role Section
「Allow Role Section」有効時のみ選択可。複数のユーザー権限を指定できます。登録フォームで選択可能になります。 - Terms Page
「Enable Terms & Conditions」有効時のみ選択可。利用規約ページを指定します。
メール設定(Emails)
新規登録成功時とパスワードリセットリクエスト時にユーザーに送信されるメールをカスタマイズできます。
テストメールも送信できます。
パスワードリセットリクエスト時に配信されるメールテンプレート。
メールの件名とメール見出しを入力可。
「Open email content editor」ボタンをクリックすると本文をカスタマイズできます。
新規登録成功時に配信されるメールテンプレート。
メールの件名とメール見出しを入力可。
「Open email content editor」ボタンをクリックすると本文をカスタマイズできます。
ディレクトリ(Directories)
ユーザー一覧または複数のリストをアバター画像、ページネーション、及び個人の詳細とともに表示できるショートコードを作成できます。
作成済みのディレクトリの一覧画面。
カスタムディレクトリは無制限に作成できます。
一覧で識別できるタイトルを入力します。
- User roles
ディレクトリで表示するユーザーをユーザー権限で指定します。未入力は全ユーザーが対象となります。 - Display search form
検索フォームを表示するかどうか。 - Exclude users
除外するユーザーをユーザー ID で指定します。 - Profiles per page
1ページ当たりのプロフィールの表示件数を指定します。
- Display sorter
並び順を変更できるドロップダウンメニューを表示するかどうか。 - Display amount filter
プロフィールの表示件数を変更できるドロップダウンメニューを表示するかどうか。 - Sorting method
デフォルトの並び順を選択できます。
デフォルトしか選択できません。
設定(Settings)
一般(General)
一般(General)
デフォルトでショートコードを含んだ固定ページが作成されています。
- Login Page
ログイン用ショートコードが記述されたページを指定します。 - Password Recovery Page
パスワード回復用ショートコードが記述されたページを指定します。 - Registration Page
メンバー登録用ショートコードが記述されたページを指定します。 - Account Page
アカウント用ショートコードが記述されたページを指定します。 - Profile Page
プロフィール用ショートコードが記述されたページを指定します。
ログイン(Login Settings)
- Lock Access to wp-login.php
wp-login.php へのアクセスをロックするかどうか。ロックするとユーザーは、このプラグインのログインページにリダイレクトされます。 - Allow Users to Login With
ログイン時にユーザー名かメールアドレスもしくは両方を許可するかを選択できます。
その他(Misc Settings)
- Admin Bar
管理バーに追加されるメニューを非表示するユーザーを権限で選択できます。 - Excluded Usernames
無効にするユーザーをユーザー名で指定します。
メール(Emails)
一般(Emails)
- From Name
送信者名を入力します。デフォルトではサイトのタイトルが自動設定されています。 - From Email
送信者メールアドレスを入力します。返信先としても設定されます。デフォルトでは管理者メールアドレスが自動設定されています - Email Template
メールのテンプレートを選択します。HTML 形式かプレーンかを選択可。 - Logo
HTML 形式の時に使用可。メール本文の上部にロゴ画像を表示できます。
一般(Administration Notifications)
- Disable Admin Registration Email
チェックを付けると、新規登録あっても通知メールが送信されなくなります。 - Disable Admin Password Recovery Email
チェックを付けると、パスワードをリセットした時に通知メールが送信されなくなります。
プロフィール(Profiles)
一般(Profiles)
- Allow Guests to View Profiles
非ログインユーザーにユーザープロフィールの表示をするかどうか。 - Allow Members to View Profiles
チェックを付けると、各メンバーに他のユーザープロファイルも表示できます。 外すと、ユーザーには自身のプロフィールのみを表示できます。 - Custom Avatars
ユーザーがプロフィールにカスタムアバターをアップロードできるようにするかどうか。 - Disable Profile Cover Image
チェックを付けると、ユーザーはカスタムプロフィール用のカバー画像をアップロードできなくなります。 - Disable Strong Passwords
WP User Manager の組み込みの強力なパスワード検証システムを無効にするかどうか。
プロフィールコンテンツ(Profiles Content)
- Display Posts
ユーザーの投稿をプロフィールページに表示するかどうか。 - Display Comments
ユーザーが投稿したコメントをプロフィールページに表示するかどうか。
アカウント(Account)
- Require Current Password
アカウントページでパスワードをリセットする時に現在のパスワードも要求するかどうか。
リダイレクト(Redirects)
一般(General)
- After Login
ログイン後にユーザーをリダイレクトするページを選択します。 - After Logout
ユーザーがログアウトした後にリダイレクトするページを選択します。未選択時は wp-login.php にリダイレクトされます。 - After Registration
正常に登録された後にユーザーをリダイレクトするページを選択します。未選択時は、代わりにメッセージが表示されます。。
一般(General)
- Backend Register
wp-login.php からサインアップしようとするユーザーをリダイレクトさせるページを選択します。 - Backend lost password
パスワードの回復を wp-login.php から行おうとするユーザーをリダイレクトさせるページを選択します。 - Backend Profile
バックエンドのプロフィールにアクセスしようとするユーザーをリダイレクトさせるページを選択します。
アドオン(Addons)
アドオン一覧
新規作成されるページ
WP User Manager をインストール時に新規作成されるページ。
アカウントページ。
ログインページ。
パスワード回復ページ。
プロフィールページ
メンバー新規登録ページ。
その他
ユーザー一覧からプロフィールページを表示できます。
パーマリンクをデフォルト以外にしていると設定できます。
デフォルトのプロフィールページに追加される項目。
Custom profile cover image:
カスタムプロフィールページのカバー画像をアップロードできます。
Prevent password change
フロントエンドからパスワードを変更しないようにできます。
ディレクトリページの表示例。
クラシックエディターにショートコードビルダーボタンが追加されています。
専用ブロック
Gutenberg エディターには専用ブロックとして追加されています。
専用ウィジェット
ウィジェットも 4 種類のウィジェットが追加されています。
ログイン用ウィジェットは、ログイン時と非ログイン時では動作が違います。
実際に表示させると上のような感じになります。
URL
WP User Manager – WordPress.org
Posted by 管理人
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