Japanized For WooCommerce：日本国内向けに機能拡張できる
世界中で使われていると言われているショッピングサイト構築プラグイン「WooCommerce」。
商品管理・詳細な売上レポート・顧客管理・クーポン・配送と送料・消費税対応・自動メールなどの機能を備えていながら無料。
世界中で使われているだけあって WooCommerce の機能を拡張してくれるプラグインも豊富です。
・オークションサイト
・マーケットプレイスサイト
・クラウドファンディングサイト
なんかも簡単に構築できてしまいます。
このように非常に便利なプラグインである「WooCommerce」。
ですが、海外製のプラグインなので、日本国内で使おうとすると少し不便な点があります。
住所の入力フォームが日本向きでない。
名前に漢字と一緒に読み仮名を入力できるようにしたい。
決済方法が日本向きなのが少ない。
配達希望日時も指定したい。
そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
「Japanized For WooCommerce」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
Japanized For WooCommerce
Japanized For WooCommerce は、WooCommerce を日本国内向きに機能を拡張できる WooCommerce 用プラグイン。
WooCommerce の日本語編集者 (PTE) が作成しています。
主な機能として、以下の機能が追加されます。
郵便番号自動入力 (登録無料の Yahoo! Japan アプリケーション ID が必要です。)
各画面で住所入力フォームの並び替えと名前用の読み仮名入力欄を追加できます。
会社名の表示削除機能を追加されます。
決済方法として、
郵便振替・銀行振込・定期購入対応代引決済・店頭払いの決済方法が追加できます。
代引決済では、代引き手数料の設定ができます。
配達希望日時の時間帯を設定することができます。
v 2.0.0 から以下の機能が追加されました。
・特定商取引法に基づく表記
・PayPal Checkout を対応決済として追加。
※スクリーンショットは、そのうち直します。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン：v 1.2.25
マルチサイトでの利用:可
インストール手順
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
Japanized For WooCommerce – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Japanized For WooCommerce」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
Japanized For WooCommerce は、日本語化対応がされているので、有効化するだけで日本語化されます。
日本語化されない場合には、日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト（テーマ・プラグイン）用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
使い方と設定
専用メニューとして、「WooCommerce」メニューの中に「日本対応」が追加されています。
顧客入力項目設定
- 名前（よみがな）
チェックを付けると名前（よみがな） の項目を住所入力フォームに追加できます。 - 敬称（様）
チェックを付けると敬称を表示できます。 - 会社名
チェックを付けると会社名の項目を入力フォームに表示できます。 - 郵便番号自動住所入力
チェックを付けると郵便番号自動住所入力機能を利用できます。 - Yahoo! APP ID
上の郵便番号自動住所入力を利用する場合は Yahoo! アプリケーション IDを取得して入力する必要があります。 - 日本非対応住所
チェックを付けると住所欄（都道府県・市・番地）フィールドの表示順を日本対応を無効にします。 - 送料無料表示
チェックを付けると送料無料表示ができます。
郵便番号自動住所入力機能を利用するためにはアプリケーション ID 登録が必要です。
アプリケーション ID 登録手順 – Yahoo デベロッパーネットワーク
Yahoo! アプリケーション IDを取得したくないけど、
郵便番号から住所を自動入力させたい場合には、以下のプラグインが役に立ちます。
zipaddr-jp の使い方 – WordPress活用術
配達日時指定
- 配達希望日
配達日指定を利用したい場合にはチェックを付けます。 - 配達予約可能開始日
配達日指定ができるまでの日数を入力します。当日配送ができる場合は 0 を入力します。 - 配達予約可能期間
配達日指定を受け付けられる期間を日数で入力します。 - 指定されていない日の説明
配達指定の日がない場合の文言を入力します。 - 日付フォーマット
使用したい日付のフォーマットを入力します。 - 最終集荷時間
店舗の最終出荷時刻を入力します。 - 未出荷曜日
商品を出荷しない曜日がある場合に選択します。 - 祝日期間
お盆や年末年始などの長期休暇期間がある場合に入力します。
- 配達時間帯
配達時間帯指定を利用したい場合にはチェックを付けます。 - 指定されていない時間の説明
配達時間帯指定をしない時の文言を入力します。
Japanized For WooCommerce を有効化した際に上記の時間帯が事前設定されています。
- 配達時間帯管理
配達時間帯の追加・変更・削除ができます。 - 指定されていない時間の説明
配達時間帯指定をしない時の文言を入力します。
追加支払い方法
決済方法として、
郵便振替・銀行振込・定期購入対応代引決済・店頭払いの決済方法が追加できます。
- 銀行振込（日本向け）
「銀行振込（日本向け）」を利用したい場合にはチェックを付けます。 - 郵便振替
「郵便振替」を利用したい場合にはチェックを付けます。 - 店頭支払い
「店頭支払い」を利用したい場合にはチェックを付けます。 - 定期購入対応代金引換
「定期購入対応代金引換」を利用したい場合にはチェックを付けます。
銀行振込（日本向け）
支払い方法の説明や代金振込先の銀行口座を設定できます。
郵便振替
支払い方法の説明や代金振込先のゆうちょ銀行口座を設定できます。
店頭支払い
支払い方法の説明を設定できます。
定期購入対応代金引換
支払い方法の説明や配送方法（定額送料・無料配送・店頭渡し）を設定できます。
代引き手数料の金額指定と手数料を無料にできる代金を設定できます。
入力画面（参考）
名前（よみがな） の項目が非表示の状態の入力フォーム画面（参考）
名前（よみがな） の項目が表示の状態の入力フォーム画面（参考）
管理画面でのユーザー情報編集画面で名前（よみがな） の項目が表示の状態の画面（参考）
関連プラグイン
ペイジェント決済プラグイン for WooCommerce
WooCommerce 対応したペイジェント決済プラグインです。
クレジット決済からコンビニ決済を筆頭に様々な決済方法を利用可。
※利用には料金が掛かります。
【対応済み決済方法】
- クレジット決済（定期購入含む）
- コンビニ決済
- 多通貨決済
- 銀行ネット決済
- ATM 決済
- キャリア決済
https://wc.artws.info/product/paygent-for-woocommerce/
WooCommerce定期購入
WooCommerce 公式サイトで販売されている定期購入対応の有償プラグインです。
自動決済だけでなく、定期購入の管理にも便利。
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