Edit Author Slug：ユーザーページのURLを変更できる
WordPress の投稿記事などを表示すると、
ページの何処かに投稿者（作成者）の名前が表示されているかと思います。
初期設定のままだと「ユーザー名」が表示されているかと思います。
セキュリティーの観点から言うとユーザー名が表示されているのは危険です。
また、プロフィール編集で、ニックネーム等に表示名を変更している場合でも、
リンクをクリックすると、投稿者(作成者)アーカイブページが表示されるかと思いますが、
その URL は「ドメイン/author/user_name/」と表示されていませんか？
不正ログインしてやろうと企んでいる悪意を持ったユーザーからすると、
ユーザー名が分かれば、総当たり攻撃をやりやすくなります。
なので、ユーザー名を分からなくしておきたいですよね。
そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
それは「Edit Author Slug」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
Edit Author Slug
Edit Author Slug は、専用画面からは「author」の部分を変更できるようにし、
各ユーザーのプロフィール編集画面からは、「user_name」の部分を変更できます。
※あくまで、投稿者(作成者)アーカイブページ表示時の URL を変更するためのものです。
マルチサイトモードでは、メインサイトで有効化し変更すると、
ユーザーとして登録している子サイト全てに変更が反映されます。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン：v 1.4.0
マルチサイトでの利用:可
インストール手順
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
Edit Author Slug – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Edit Author Slug」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
Edit Author Slug を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト（テーマ・プラグイン）用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
使い方
設定画面
ダッシュボードの「設定」メニューの中に「Edit Author Slug」メニューが追加されています。
「Edit Author Slug」メニューを選択すると設定画面に移動できます。
- Author Base
「author」の部分を変更したい場合に使用します。初期値：「author」 - Remove Front
チェックを付けると著者のパーマリンク構造の「前」部分を削除します。 - Role-Based Author Base
上記の箇所をユーザーの権限に従って設定するかどうか。チェックを付けると権限に従って設定できます。 - Automatically Update
投稿者スラッグを自動更新するかどうか。 - Bulk Update
チェックを付けると投稿者スラッグを選択できるようになり、選択後に「変更を保存」をクリックすると一括適用されます。
プロフィール画面
プロフィール画面の下の方に設定項目が追加されています。
「Custom」を選択して、右のテキストボックスの内容を変更をして、
「プロフィールを更新」をクリックすると、「user_name」の部分が変更されます。