Email Encoder:投稿中等のメアドを収集ボットから保護できる
全てのメールアドレスをページ全体で保護できる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「Email Encoder(Protect Email Addresses)」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
Email Encoder
Email Encoder は、全てのメールアドレスをページ全体で保護できます。
Email Encoder には、以下の特徴があります。
- mailto リンク、プレーンメール、メール入力フィールド、RSS フィード等を保護
- 自動保護技術の検出
- 投稿と固定ページを保護から除外可
- プレーンメールを mailto-links に自動的変換
- プレーンメールを PNG 画像に自動的変換
- e、a、o、漢字などの特殊文字もサポート
- エンコーダフォームを使用して手動でエンコードされたスクリプトを作成可
また、ショートコード[eeb_protect_content]を使用して、電話番号やその他のテキストも保護できます。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:2.0.7
インストール手順
Email Encoder をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
Email Encoder – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Email Encoder」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
Email Encoder を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
管理画面の「設定」メニューの中に追加されています。
使い方
設定画面から必要な設定を行いましょう。
設定
Protect emails:
メールアドレスの保護を有効にするかどうかを選択します。
Full-page scan
ページ全体で全てのメールアドレスがチェックされ保護されます。
Don’t do anything.
メールの保護が無効になります。(非推奨)
Protect emails using:
メールアドレスの保護方法を選択します。
automatically the best method (including javascript)
自動的な最良方式(JavaScript を含む)
automatically the best method (excluding javascript)
自動的な最良方式(JavaScript を除く)
a strong method that replaces all emails with a “*protection text*".
全てのメールを「保護テキスト」に置換します。
simple HTML character encoding.
シンプルな HTML 文字エンコーディングします。
Security Check:
エンコードに成功したメールにマークを付けるかどうか。
管理者ユーザーにのみ表示されます。
Advanced Settings:
詳細設定を有効にするかどうか。
RSS feed:
チェックを付けると、指定された保護方法に基づいて RSS フィードが保護されます。
Remove all shortcodes from the RSS feeds:
RSS フィードから全てのショートコードを削除するかどうか。
input form email fields using strong protection.:
チェックを付けると、強力な保護方法を使用してフォームのメール入力フィールドを保護します。
※特定のフォームプラグインと競合する可能性があります。
plain emails by converting them to mailto links:
プレーンメールを可能な限り自動的に mailto リンクに変換するかどうか。
plain emails by converting them to png images:
プレーンメールを可能な限り自動的に png 画像に変換するかどうか。
shortcode content:
全てのショートコードコンテンツを個別に保護するかどうか。
サイトが遅くなる可能性があります。
emails from “init" hook:
wp フックではなくinit フックでメールフィルターを登録する場合にチェックを付けます。
mailto links without CSS direction:
サイトが CSS の用法をサポートしていない時にチェックを付けます。
no script tags:
エンコードされたスクリプトタグで問題が発生した場合にチェックを付けます。
スクリプトタグの保護が無効になります。
html attributes without soft encoding.:
全ての html 属性をソフトフィルタリングしないようにするかどうか。
他のプラグインが属性タグでメールを使用している場合、サイトが破損する可能性があります。
プレーンメールを自動的に png 画像に変換する際の設定を行えます。
画像の色と背景色・文字の不透明度・背景の不透明度・フォントサイズ・下線などの設定ができます。
Exclude post id’s from protection:
保護から除外したい投稿もしくは固定ページを投稿 ID で指定します。
カンマで区切ると複数指定可。
Additional classes:
mailto リンクに追加クラスを適用したい場合に使用します。
Load scripts in footer:
全てのスクリプトをフッター内でロードする場合にチェックを付けます。
Admin Menu:
この設定ページを管理画面のメインメニュー項目に表示するかどうか。
Encoder form settings:
Activate the encoder form.
メールエンコーダーフォーム、ショートコード、テンプレートタグを使用可にするかどうか。
Show a “powered by" link on bottom of the encoder form
後述のエンコーダーフォームの下部に powered by を表示するかどうか。
Foggy Email API Key:
匿名のメールを作成することができます。
そのための API キーを入力します。
このフォームを使用すると、安全にエンコードされたメールを作成することもできます。