CMP:「近日公開」「メンテナンスモード」ページを作れる
「メンテナンスモード」「近日公開」ページを作ることができる WordPress 用プラグインがあります。
それは「CMP – Coming Soon & Maintenance Plugin by NiteoThemes」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
CMP – Coming Soon & Maintenance Plugin by NiteoThemes
CMP は、用意されているテーマを選択し、必要な設定をするだけで、
「近日公開」「メンテナンスモード」ページを作ることができます。
カウントダウンタイマーも設定可能で、タイマー終了時の動作も設定できます。
ページタイトル・メタ説明・見出し・本文も入力可能です。
プレビュー表示機能も備えています。
購読フォームやソーシャルメディアアカウントの設定と表示もできます。
ユーザーの権限に応じて、ページを迂回させることも可能で、
有効期限のある専用の URL を発行して権限の無いユーザーを迂回させることも可能。
Google Analytics の トラッキング ID も設定可。
カスタム CSS コードを入力できます。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:4.0.14
マルチサイトでの利用:可
Gutenberg エディターでの動作
Gutenberg エディターに追加される機能は無いので、気にする必要は無いです。
インストール手順
CMP をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
CMP – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「CMP」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
CMP は、日本語化対応がされているので、有効化するだけで日本語化されます。
日本語化されない場合には、日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
CMP を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
ダッシュボードの「設定」メニューの下に追加されています。
管理バーにメニューがデフォルトだと追加されています。
使い方
必要な設定を行った後にメンテナンスモードを有効にし、モードを選択するだけです。
設定
基本設定(Basic Setup)
Settings
ステータスを有効にすると動作モードを選択できるようになります。
- Coming Soon & Landing Page
HTTP ステータスコード 200 を ロボットに返します。「近日公開」ページとして使用する場合に選択します。 - Maintanance Mode
HTTP ステータスコード 503 を ロボットに返します。「メンテナンス」ページとして使用する場合に選択します。 - Redirect Mode
別の URL にリダイレクトする場合は、リダイレクトモードを選択します。。
Redirect Mode では、リダイレクト先の URL と遅延時間を設定します。
テーマを選択します。
アクティブ化・プレビュー表示・テーマの詳細確認などを行えます。
Content
ロゴの設定を行えます。
Title:
タイトルを入力します。
Message:
メッセージを入力します。
背景の設定を行えます。
モードによって設定項目が異なるので、説明は割愛します。
画像スライダーの設定を行えます。
使用できるかは、選択しているテーマによって異なります。
ログインアイコンの設定を行えます。
言語スイッチャーの有効・無効の切り替えを行えます。
Polylang か WPML をインストールしておく必要があります。
使用できるかは、選択しているテーマによって異なります。
使用できるかは、選択しているテーマによって異なります。
表示されている「Social Icons」をクリックすると、
ソーシャルメディアの設定が有効になります。
ページ下部にプラグインのテーマの著作権表示ができます。
使用できるかは、選択しているテーマによって異なります。
Customize
使用できるかは、選択しているテーマによって異なります。
フォントの色とフッターの背景色の設定を行えます。
背景色については、不透明度の設定をスライダーで調整できます。
- Font Family from
Google Fonts から見出しで使用するフォントを選択します。 - Variant
サブセットを選択します。 - Font Size
フォントのサイズを指定します。
初期値:40 px - Letter Spacing
文字間のスペースを指定します。
初期値:0 px
- Font Family from
Google Fonts からコンテンツで使用するフォントを選択します。 - Variant
サブセットを選択します。 - Font Size
フォントのサイズを指定します。
初期値:17 px - Letter Spacing
文字間のスペースを指定します。
初期値:0 px - Line Height
行の高さを指定します。
初期値:1.6
カスタムフォントのアップロードを行えます。
SEO & Analytics
- Favicon
ファビコンを選択します。 - SEO Title
ヘッダーのタイトルを入力します。 - SEO Description
メタ説明を入力します。 - SEO Image
このサイトがソーシャルネットワーク上でシェアされた場合に表示するイメージを設定できます。
- Search Engine Visibility
検索エンジンがこのサイトのインデックスを作成しないようにするかどうか。CMP ページのみに適用されます。 - No-cache Headers
no-cache ヘッダーを送信するかどうか。
Google Analytics などの設定ができます。
Google Analytics のトラッキング ID を入力します。
Other で、他社製の Analytics Javascript コードを入力できます。
Custom CSS
カスタム CSS コードを入力できます。
Advanced
Advanced Setup の項目にジャンプします。
高度な設定(Advanced Setup)
Whitelist/Blacklist
デフォルトでは、全てのページに表示されます。
ここでの設定で特定のページにのみ CMP ランディングページを表示できます。
無効状態。
ランディングページを表示するページを選択します。
デフォルトでは全てのページで表示されます。
テキストエリアでは、URL(http(s))を各行に分けて入力します。
また、アスタリスク(*)をワイルドカードとして使用可。
ランディングページを表示しないページを選択します。
デフォルトでは全てのページで表示されます。
テキストエリアでは、URL(http(s))を各行に分けて入力します。
また、アスタリスク(*)をワイルドカードとして使用可。
WordPress のデフォルトのログイン URL を変更するプラグインを使用している場合は、
カスタムのログイン URL を入力します。
Bypass
ランディングページを迂回させるユーザーを権限で指定します。
管理者権限をもつユーザーはデフォルトで常に迂回されます。
メンテナンスページを迂回することができる URL を発行することができます。
その際にはクッキーを使用して有効期限を設定します。
Set Bypass Passphrase:
バイパスパスフレーズを設定します。
文字、数字、アンダースコア、またはダッシュだけを含むパスフレーズを使用できます。
Set bypass cookie Expiration Time in seconds:
バイパスクッキーの有効期限を秒単位で設定します。
RSS と REST API を許可するかどうか。
Notifications
Timer Expiration
カウントダウンタイマーが 0 になった時にメールで通知する機能を有効にするかどうか。
Specify Email Address:
送信者メールアドレスを入力します。
デフォルトでは、管理者メールアドレスが自動設定されています。
CMP Status Change:
カミングスーンモードがユーザーによって有効または無効にされた場合、
Eメール通知を有効にするかどうか。
New CMP Subscriber:
新しい購読者が追加された時、メールで通知するかどうか。
Misc
管理バーに追加させるバーに関する設定を行えます。
追加されたバーにアクセスできるユーザーを権限で選択します。
また、バーのレイアウトも選択できます。
自動段落を有効にするかどうか。
外部ファイルを URL で入力します。
クッキーに関する通知の互換性を有効にするかどうか。
Import/Export
設定のエクスポートとインポートを行えます。
Subscribers
購読フォームから登録してくれたユーザーの情報が確認できます。
リストをエクスポートすることもできます。
Translation
カウントダウンタイマーや購読フォームなどで表示する単語の翻訳設定ができます。
Upload CMP Theme
ダウンロードしたプラグイン用のテーマをアップロードできます。
代替プラグイン
CMP にほしい機能が無かった場合には、
CMP 以外にも近日公開かメンテナンスページが作れるプラグインを記事にしています。
以下では、CMP を含めて 9 個を簡単に紹介しています。
近日公開かメンテナンスページが作れるWordPressプラグイン一覧