Duplicator:WordPressサイトの移行を簡単にできる
WordPress サイトをローカルを含む別のサーバーに簡単に移行できるプラグインの紹介です。
それは「Duplicator – WordPress Migration Plugin」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
Duplicator – WordPress Migration Plugin
Duplicator – WordPress Migration Plugin は、全てのプラグイン、テーマ、コンテンツ、データベース、WordPress 本体ファイルを一纏めにしたパッケージを作成できます。
インストーラー付きなので、WordPress サイトを別サーバーに簡単に移行できます。
パッケージには、WordPress 本体のファイルも含まれているので、
WordPress を個別にインストールする必要はありません。
移行ツールとしてだけでなくて、簡単なバックアップツールとしても使えます。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:v 1.2.34
インストール手順
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
Duplicator WordPress Migration Plugin – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Duplicator」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
Duplicator を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
ダッシュボードの「設定」メニューの下に追加されています。
使い方
パッケージ作成手順
パッケージを作成するには「Packages」メニューを開きます。
右上の「Create New」ボタンをクリックします。
そうするとパッケージセットアップ画面が表示されます。
Storage 項目は無償版だと選択できません。
自身のサーバーの「Location」にバックアップが作成されます。
Archive 項目では、バックアップしたい項目を選択できます。
データベースのみや特定のファイルだけをバックアップすることもできます。
データベースの場合には、特定のテーブルだけを選択することもできます。
Installer 項目では、
インストール時にデータベースとユーザーを作成したい時に入力します。
セットアップ画面で「Next」ボタンをクリックすると、自動スキャンが実行されます。
スキャンが終了するまで待ちます。
自動スキャンが終了すると結果画面が表示されます。
項目のいずれかが「notice」状態になっていると、
セットアップ作業を継続してもいいかと尋ねてくるので、
続行したいのであればチェックを付けると「Build」ボタンが押せるようになります。
そうしたら「Build」ボタンをクリックします。
パッケージ作成が開始されます。作業が完了するまで待ちます。
パッケージの作成が完了した際に表示される画面です。
インストーラーとアーカイブファイルがダウンロードできます。
※あとからパッケージ一覧でダウンロードできます。
作成済みのパッケージ一覧です。
パッケージインストール手順
インストーラーとアーカイブファイルをダウンロードして、
ブラウザーからアクセスできる場所に配置します。
配置したらブラウザーから「installer.php」にアクセスします。
そうするとステップ式のインストール画面が表示されるので、
その画面に従うだけでインストールができます。
Tools
Logging
パッケージ作成ログが確認できます。
Diagnostics
サーバーの設定や PHP の情報などを確認できます。
Cleanup
Web サーバー上にインストールファイルなどを残したままにすると、
セキュリティーの観点から言うと安全ではないので
ここでは、そのインストールファイルなどを削除することができます。
Settings
General
アンインストール時にプラグインの各種設定やストレージディレクトリを削除できます。
Packages
Created Format
パッケージ一覧の「作成日」列で表示する日付形式
Database Script
出力するデータベースファイルの形式を指定します。
Archive Flush
アーカイブのサイズが巨大な場合にネットワーク接続を維持するかどうか
Schedules
Pro 版でのみ使用可能な項目です。
Storage
Pro 版でのみ使用可能な項目です。
About
このプラグインに関する情報が記載されています。