WP-Cron Status Checker:自動でWP-Cronの動作チェックができる

2018年11月4日

WordPress の WP-Cron システムはバックグラウンドで動作しているので、
正常に動作しているのかを確認するのは少々面倒です。
そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
それは「WP-Cron Status Checker」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。

WP-Cron Status Checker

WP-Cron Status Checker - WordPress.org

WP-Cron Status Checker は、24 時間ごとに自動的に WP-Cron の動作チェックをできます。
予期しないエラーが発生すると管理者へメール送信も可能。
トランジェントを利用して動作するので、WP-Cron には依存しません。

WP-Cron で実行されている全てのフックと全てのフックが失敗または完了したかどうかも記録されます。
何が何時実行されたのかと実行時間・実行が完了したのかを確認できます。

記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:1.2

Gutenberg エディターでの動作

Gutenberg エディターに追加される機能は無いので、気にする必要は無いです。

インストール手順

下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
WP-Cron Status Checker – WordPress.org

もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。

ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「WP-Cron Status Checker」と入力します。

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。

プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術

日本語化

WP-Cron Status Checker を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。

WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。

※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。

日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。

WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術

有効化すると

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

「Skip」をクリックしましょう。

専用メニュー

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

ダッシュボードの「設定」メニューの中に設定メニューが追加されています。

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

また、ダッシュボードの「ツール」メニューの中にログ閲覧メニューが追加されています。

使い方

WP-Cron Status Checker は、有効化するだけで動作します。
設定画面から必要な設定を行うこともできます。

設定(Settings)

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

  • Email Address
    以下の場合にメール送信されます。
    一般的なサーバー、権限またはセットアップの問題で WordPress が WP-Cron を実行できない場合。
    WP-Cron フックに固有のエラーが発生し完了しなかった場合。
  • Incomplete Status
    ステータスが不完全でない場合、全てがフックのエラーではないことを考慮するかどうか。

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

  • Email Frequency
    メールの配信頻度を設定できます。「1 日 1 回」か「1 週 1 回」かを選択できます。
    初期値:Once a day(1 日 1 回)
  • Keep logs
    ログの保存期間を設定できます。24 時間以外に「12 時間」もしくは「ログを記録しない」を選択できます。
    初期値:24 時間
  • Cleanup
    WP-Cron Status Checker をアンインストールしたら、WP-Cron Status Checker が作成した全てのテーブルを削除するかどうか。

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

  • Clear all logs
    全てのログを削除するかどうか。

表示例

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

WP-Cron が正常に動作した状態。

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

WP-Cron が停止している状態。

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

View by WP-Cron
トリガーされた各フックが完了するまでに掛かった時間を確認できます。
無償版では、直近 3 回の Cron 実行と未完了の実行のみが表示されます。

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

View by Hooks
実行が予約されているか、もしくは最近実行されたフックのログを確認できます。
フックが 1 週間以上実行されない場合、フックのログは削除されます。
無償版では、直近 3 回の Cron 実行と未完了の実行のみが表示されます。

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

View Uncompleted by WP-Cron
直近の処理が完了していない Cron のログを確認できます。

WordPressプラグイン「WP-Cron Status Checker」のスクリーンショット

View Uncompleted by Hooks
フックによってグループ化された直近の処理が完了していない Cron のログを確認できます。

URL

WP-Cron Status Checker – WordPress.org

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Posted by 管理人