CDN Enabler:各種リソースをCDNから配信できる
最近良く目にするようになってきた単語に「CDN」があります。
「CDN」は、Content Delivery Network の略です。
Content Delivery Network 配信プラットフォームを通して、
エンドユーザに最も近いサーバから効率的にコンテンツを配信する仕組みのことです。
無料で使えるコンシューマー向け CDN サービス「RAPID START」もあります。
さて、そんななか自サイトでも CDN を利用したい。
そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
それは「CDN Enabler」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
CDN Enabler
CDN Enabler は、CSS、JavaScript、画像などの URL をコンテンツ配信ネットワーク(CDN)から配信できるように書き換えることができます。
CDN Enabler の主な特徴は、以下のとおりです。
- 手動および WP-CLI キャッシュパージ(KeyCDN アカウントと接続されている場合のみ)
- ファイル拡張子による書き換えに URL を含めることができる
- 文字列による書き換えで URL を除外することができる
- マルチサイトネットワークのサポート
- CacheEnabler または、サードパーティ製のキャッシュプラグインと完全に連携
記事を作成もしくは更新時点での CDN Enabler のバージョン:2.0.0
マルチサイトでの利用:可
Gutenberg エディターでの動作
Gutenberg エディターに追加される機能は無いので、気にする必要は無いです。
インストール手順
CDN Enabler をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
CDN Enabler – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「CDN Enabler」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
CDN Enabler を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
管理画面の「設定」メニューの中に追加されています。
使い方
使い方は、各種設定を自サイトに合うように設定していきます。
設定
- CDN Hostname
CDN サーバーのホスト名を入力します。URL は、ここで入力されたホストを使用して書き換えられます。 - CDN Inclusions
CDN から配信したいファイルを拡張子で指定します。1 行につき 1 個。 - CDN Exclusions
CDN からの配信を除外したい URL に含まれる文字列を指定します。1 行につき 1 個の文字列。
KeyCDN のアカウントを所持している場合に使用できます。
- KeyCDN API Key
KeyCDN の API キーを入力します。 - KeyCDN Zone ID
KeyCDN の Zone ID を入力します。