Public Post Preview:一時的に公開前の投稿を限定公開できる
記事を書きあげたけれども、公開前に誰かに内容を確認してもらいたい。
個人ブログでは、そのようなシチュエーションは少ないかと思いますが、
公式サイトや Web メディアとして運営している場合などでは、
編集長や上司などによる事前チェックは必要不可欠ですよね。
しかし、わざわざログインしてもらうのも面倒な場合もあるかと思います。
そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
それは「Public Post Preview」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
Public Post Preview
Public Post Preview は、公開前の投稿に一時的 URL を発行して限定公開できます。
発行された URL の有効期間は 48 時間です。
発行された URL を閲覧するには、ログイン不要です。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:v 2.6.0
マルチサイトでの利用:可
インストール手順
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
Public Post Preview – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Public Post Preview」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
専用メニュー
Public Post Preview に専用メニューは、ありません。
使い方
まずは、限定公開したい投稿の編集画面を開きます。
公開タブに「外部確認を許可する」チェックボックスが追加されています。
そのチェックボックスにチェックを付けます。
そうすると限定公開用の URL が表示されるので、
その URL をコピーして、公開したい相手に知らせるだけです。
有効期限を変更するには
発行された URL の有効期間は 48 時間ですが、
その有効期限を変更したい場合もあるかと思います。
ソースコードを修正できる方は、public-post-preview.php をエディターで開いて、
542 行目付近にある以下のコードを修正します。
$nonce_life = apply_filters( 'ppp_nonce_life', 60 * 60 * 48 ); // 48 hours
120 時間(5 日間)に変更したいなら、下記のように修正します。
$nonce_life = apply_filters( 'ppp_nonce_life', 60 * 60 * 120 );
ソースコードを直接修正するのが不安な方は、下記のプラグインをインストールしましょう。
https://wordpress.org/plugins/public-post-preview-configurator/
有効期限を時間単位で入力します。未入力のままだと 48 時間となります。
機能拡張プラグイン
・Public Post Preview Configurator
有効期限を設定画面から変更できるようにしてくれます。
Public Post Preview Configurator – WordPress.org
・Non Cache Public Post Preview
Public Post Preview で投稿を表示する際に Cache-Control: no-cache, must-revalidate ヘッダーを追加してくれます。
Non Cache Public Post Preview – WordPress.org
・Revisionize
Public Post Preview で投稿を表示する際のリビジョン管理などができます。
Revisionize – WordPress.org