Advanced Database Cleaner:データベースのクリーンアップができる
データベースのクリーンアップと最適化ができる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「Advanced Database Cleaner」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
Advanced Database Cleaner
Advanced Database Cleaner は、各テーブルに溜まった不要なデータを掃除できます。
テーブルの最適化・削除・修復もできます。
WP-Cron にスケジュール登録されたタスクも確認しながら削除できます。
不要なデータの掃除とテーブルの最適化&修復は、
手動での実行だけでなくてスケジュールを設定しての自動実行も可能。
Advanced Database Cleaner では、下記の不要なデータを削除できます。
- 投稿とページの古いリビジョン
- 投稿とページの自動下書き
- ゴミ箱にある投稿とページ
- 保留中のコメント
- スパムコメント
- ゴミ箱にあるコメント
- ピンバック
- トラックバック
- 孤立したポストメタ
- 孤立したコメントメタ
- 孤立したユーザーメタ
- 孤立した用語メタ
- 孤立したリレーションシップ
- 期限切れのトランジェント
過去 ○ 日間のデータをクリーンアップされないようにもできて、
指定した日数より古いデータのみをクリーンアップできます。
マルチサイトインストールにも対応しています。
ただし、メインサイトのみがネットワーク全体の表示とクリーニング・最適化できます。
ネットワーク内の他のサイトからは、これらのタスクを実行できません。
クリーンアップする特定のサイトを指定することもできます。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:3.0.0
マルチサイトでの利用:可
Gutenberg エディターでの動作
Gutenberg エディターに追加される機能は無いので、気にする必要は無いです。
インストール手順
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
Advanced Database Cleaner – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Advanced Database Cleaner」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
Advanced Database Cleaner を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
ダッシュボードの「設定」メニューの下と「ツール」メニューの中に追加されています。
メニューの表示は設定から変更可。
使い方
一般的なクリーンアップ(General clean-up)
ここではテーブルに溜まった不要なデータをクリーンアップできます。
また、クリーンアップに関するスケジュール設定なども行えます。
Elements to clean:
分類されたクリーンアップすべき項目。
Count:
不要なデータの件数。
View:
不要なデータが存在しているとマークが点灯します。
マークをクリックすると各項目の不要なデータの詳細情報を情報できます。
Scheduled:
自動実行されるスケジュールタスクの対象となっていると、
その項目のアイコンが点灯します。
Keep last:
特定の期間の間はデータをクリーンアップしたくない場合に使用します。
例)リビジョンのデータの詳細情報です。
例)
7 と入力するとタスク実行時点で実行日時より 7 日前までの古いデータしかクリーンアップされないようになります。
クリーンアップすべきデータがあると上のような感じで表示されます。
クリーンアップ対象のデータが 1 件もないと上のような感じで表示されます。
自動実行されるスケジュールタスクの管理ができます。
スケジュールタスク作成画面。
Name your schedule:
一意で、かつ識別できるスケジュール名を入力します。
Frequency of execution:
タスクの実行間隔を選択します。
1回、1 時間ごと、1 日 2 回、毎日、毎週、毎月から選択可。
Start date:
Start dime(GMT):
タスク開始日時を指定します。
※必ずしも指定した日時ピッタリに開始するとは限りません。
Schedule status:
スケジュールタスクの実行を有効にするか無効にするかを選択します。
タスクの作成は、必要な数だけ作成できます。
タスクの編集と削除もできます。
テーブル(Tables)
赤い枠で囲んだ部分の機能はプレミアム版のみの機能です。
ただし、表示するアイテム数だけは変更可。
一括で最適化・修復・テーブルデータの削除・テーブルの削除ができます。
スケジュールタスク作成画面。
Name your schedule:
一意で、かつ識別できるスケジュール名を入力します。
Frequency of execution:
タスクの実行間隔を選択します。
1回、1 時間ごと、1 日 2 回、毎日、毎週、毎月から選択可。
Start date:
Start dime(GMT):
タスク開始日時を指定します。
※必ずしも指定した日時ピッタリに開始するとは限りません。
Perform operations:
実行する操作を選択します。
Optimize – 最適化
Repair – 修復
Schedule status:
スケジュールタスクの実行を有効にするか無効にするかを選択します。
タスクの作成は、必要な数だけ作成できます。
タスクの編集と削除もできます。
オプション(Options)
オプションを一覧表示で確認できます。
オプション名、オプション値、オプションサイズ、オプション自動ロードなどのオプション情報を表示されます。
赤い枠で囲んだ部分の機能はプレミアム版のみの機能です。
ただし、表示するアイテム数だけは変更可。
削除と自動ロードの YES/NO の切り替えができます。
クーロンジョブ(Cron jobs)
アクティブ(スケジュールされた)な WP-Cron のタスクリストです。
タスク名、引数、次回の実行などの情報が表示されます。
タスクの削除もできます。
オーバービュー&設定(Overview & Settings)
- WordPress のバージョン
- データベースのサイズ
- 未使用データの合計件数
- データベーステーブルの総数
- 最適化が必要なテーブル数
- オプション値の総数
- 登録されている WP-Cron のタスク数
- マルチサイトモードが有効になっているかどうか
- PHP スクリプトの最大実行時間(タイムアウトまでの時間)
- ローカルサーバーの日時
Show plugin left menu:
管理者の左側メニューにメニューを表示するかどうか。
Show plugin menu under tools:
ツールメニューの中にメニューを表示するかどうか。
Hide premium tab:
プレミアムタブを非表示するかどうか。
プレミアム(Premium)
プレミアム版の紹介ページ。