WP-Sweep:テーブルに溜まっている不要なデータを掃除できる
WordPress を長く使っていると、
使用しているデータベースに格納されている各テーブルにも不要なデータが溜まります。
そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
それは「WP-Sweep」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
WP-Sweep
WP-Sweep は、1 クリックでテーブルに溜まっている不要なデータを掃除できます。
項目ごとに選んで掃除もできますが、まとめて掃除することもできます。
まとめて掃除した際には、自動的に各テーブルを最適化してくれます。
WP-Sweep では、下記の不要なデータを削除できます。
- 投稿のリビジョン
- 下書き
- 削除されたコメント
- 未承認のコメント
- スパムコメント
- 孤立した投稿のメタデータ
- 孤立したコメントのメタデータ
- 孤立したユーザーのメタデータ
- 孤立したタームのメタデータ
- 孤立したタームのリレーションシップデータ
- 未使用のターム
- 重複した投稿のメタデータ
- 重複したコメントのメタデータ
- 重複したユーザーのメタデータ
- 重複するタームのメタデータ
- 一時的なオプションデータ
- ポストメタのキャッシュ
データを削除する際には、直接 SQL を発行して削除するのではなくて、
極力、WordPress 本体が備えている除機能を使用します。
- wp_delete_post_revision()
- wp_delete_post()
- wp_delete_comment()
- delete_post_meta()
- delete_comment_meta()
- delete_user_meta()
- delete_term_meta()
- wp_remove_object_terms()
- wp_delete_term()
- delete_transient()
- delete_site_transient()
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:v 1.0.12
インストール手順
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
WP-Sweep – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「WP-Sweep」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
WP-Sweep を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
ダッシュボードの「ツール」メニューの中に追加されています。
使い方
削除できるデータは項目ごとに分類されていて、
不要なデータが溜まっている場合にだけ「Sweep」ボタンが表示されます。
この項目のボタンは、全テーブルの最適化を実行するためにあります。
掃除と最適化をまとめて実行したい場合には、このボタンをクリックします。