無料HTMLエディターの中に勝手にリンクを挿入しているものがあることが判明

つまり、Score Counterの作成者は、これとは別に特定のキーワードにリンクを挿入するHTMLエディタを作成し、Score Counterへのリンクを増加させていたわけです。HTMLエディタの人気が高まり多くの人が使用すれば、Score Counterへのリンクも増加し、Score Counterの検索順位が上がっていくという仕組みです。

前述のHTMLエディタと同様に、以下から利用できるHTMLエディタも特定のURLへのリンクをこっそり挿入するとWrede氏は述べています。

・htmltidy.net
・html-css-js.com
・divtable.com
・html-cleaner.com
・html5-editor.net
・htmlg.com

上記のツールを利用しリンクの挿入を受けた記事の中には、コンピュータセキュリティ企業であるカスペルスキーが「ハッカーから身を守るには」を書いたものも含まれるそうです。ただし、カスペルスキーの記事はScore Counterへの誘導ではなく、「Rubiks」という単語からルービックキューブについて書かれた「Ruwix.com」に誘導するものでした。なお、該当箇所をカスペルスキーは削除していますが、Wrede氏は以下のようなスクリーンショットを撮っています。

無料のHTMLエディターが勝手にリンクを挿入していたと判明、特定のサイトをGoogleの検索上位に居座らせるため – GIGAZINE