SNS Count Cache:SNSカウントを自動的に取得できる国産プラグイン

2017年2月1日

簡単にシェアボタンやフォローボタンを配置できるようになりました。
でも、シェア数やフォロワー数を確認するには、記事を個別に見て確認しないといけません。
また、ボタンと一緒にシェア数やフォロワー数を表示させるようにすると、
随時、取得する処理が実行されるので、サーバーへの負荷も掛かってしまいます。

正直、よほどのアクセス数が毎日あったとしても、
シェア数やフォロワー数が毎日増加していくとは限りません。
なので、自動的に取得してくれて、管理画面から一覧を確認できると便利ですよね。

そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
それは「SNS Count Cache」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。

SNS Count Cache

Screenshot of wordpress.org

SNS Count Cache は、設定されたスケジュールに基づいて、
シェア数やフォロワー数を自動的にバックグラウンドで取得・キャッシュ化してくれます。
自動取得以外にも手動で記事個別に取得とキャッシュ化することもできます。

スケジュール設定も新着記事と公開から一定期間を過ぎた記事とを分けて設定することができます。

そして、取得したシェア数やフォロワー数は、管理画面の専用メニューから総合計と記事別数を確認できます。
その他にも、シェア数の変動分析やデータのエクスポート機能も備えています。

シェア数取得対応済み SNS 一覧

  • Facebook
  • Google+
  • はてなブックマーク
  • Linkedin
  • Pinterest
  • Pocket
  • Twitter

フォロワー数取得対応済み SNS 一覧

  • Instagram
  • Facebook
  • Feedly
  • Push7
  • Twitter

記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:v 0.11.1
マルチサイトでの利用:可

インストール手順

下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
SNS Count Cache – WordPress.org

もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。

ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「SNS Count Cache」と入力します。

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。

プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術

日本語化

SNS Count Cache は、国産プラグインなので日本語化を気にしなくても大丈夫です。

使い方

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

ダッシュボードの「設定」メニューの下に「SNS Count Cache」メニューが追加されています。
「SNS Count Cache」のサブメニューを選択すると各画面に移動できます。

ダッシュボード

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

記事全体の・キャッシュ化の状況を確認できたり、
シェア数やフォロワー数の総合計を確認することができます。

キャッシュ状況

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

トップページ・投稿記事毎や固定ページ毎のキャッシュ状況を確認できます。
手動でキャッシュ取得の実行もできます。

シェア数

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

トップページ・投稿記事毎や固定ページ毎のソーシャルメディア別のシェア数と合計数を確認できます。

設定

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

シェア数を取得するソーシャルメディアに facebook が選択されていて、
かつ、必要な設定をしていないと表示されます。

現在の設定

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

設定項目の現在値を一覧で表示してくれています。

シェア基本キャッシュ機能

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

取得したい SNS の選択・対象としたいカスタム投稿タイプの指定・チェック間隔(秒)・ 1 回のチェックで確認するコンテンツの指定などができます。

※初期設定でのチェック間隔とコンテンツ数では、サーバーへの負荷が大きいと思うので、
設定の一例を最後に載せておきます。

シェア臨時キャッシュ機能

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

上述の設定とは別に新着記事とみなす期間とチェック間隔とコンテンツ数を指定できます。
期間は、1 から 14 日までで設定できます。

シェア変動分析機能

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

シェア数の増減を分析したい時に使用します。

フォロー基本キャッシュ機能

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

取得したい SNS の選択・チェック間隔(秒)の設定ができます。

フォロー基本キャッシュ機能 – Feedly

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

対象フィードタイプを指定できます。

動的キャッシュ機能

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

動的キャッシュ機能の有効・無効の切り替えができます。

フォールトトレランス機能

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

フォールトトレランス機能の有効・無効の切り替えができます。

データクローラ機能

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

データクローラ機能の有効・無効の切り替えができます。

データエクスポート機能

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

データエクスポート機能の手動・有効(スケジュール)の切り替えができます。

エクスポートされたファイル

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

エクスポートされたファイルのディスク使用量の確認と手動エクスポートができます。

ヘルプ

WordPressプラグイン「SNS Count Cache」のスクリーンショット

シェア基本キャッシュ機能の設定(参考例)

チェック間隔(秒)とコンテンツ数は、初期設定のままだと 600 秒と 20 ページです。
コンテンツ数は、このままでも良いと思います。

ただし、チェック間隔(秒)は正直短すぎる。
600 秒 = 10 分。

1 日でチェックする累計ページ数は、20 記事 x 24 時間 x 6 回 = 2,880 ページ。
最大値になるので、実際には、2,880 よりは少なくなるとは思います。

でも、それを踏まえたとしても、あからさまに多すぎます。
設定の仕方が分からないなら、このままでも良いとだけ書いてる記事が散見されますが、
無責任にもほどがあるとしか言いようがない。

たとえば、公開記事数が 20 記事程度しか無いブログだとすると
1 記事当たり 1 日 144 回もカウント数を取得しに行っていることになります。
例えるなら、1 日 144 回も住んでる地域の今日の天気予報を確認してるのと等しいです。

アクセス数なら、このぐらいの頻度でも分からないでもないですが、
所詮シェア数です。10 分毎に増加するなんて余程の人気ブログでも無い限りムリ。
芸能人のブログなら、有り得るかもですが、増え続けるのは良くて数日でしょう。

さて、前置きが長くなりました。
私のサイトで設定している値は、1 時間(3,600 秒)毎に 20 ページです。

WordPress のスケジュール設定は、設定した時間を経過後、サイトにアクセスがあると実行される仕組みになっています。
私のサイトへのアクセス状況を確認すると
昼の 11 時頃から夜の 24 時前後ぐらいまでの間だと 5 から 10 分間隔でアクセスがあります。
それ以外だとほぼアクセスが無い状況です。

なので、上述の設定で行くと 1 日 12 回+αぐらいのスケジュール実行が見込まれるので、
少なくとも 240 ページ分ぐらいのシェア数を取得できる計算になります。

現在、公開している記事数は 260 記事なので、
1 記事当たり 1 日 1 回程度の頻度で取得とキャッシュ化をしている計算になります。
これが 480 記事になったとしても 2 日に 1 回のペースになります。
如何でしょうか?個人的には、これでも速すぎると思ってます。

初期設定の値が、如何に無駄かは分かって頂けたかと思います。
アクセス解析プラグインなどを使用されている方が多いかと思います。
ぜひ、サーバーに優しい設定をしてもらえればと思います。

URL

SNS Count Cache – WordPress.org

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています