ログインデータベースサーバーを介してログインできる:External Login
WordPress データベースとは別の外部データベースサーバーを使用して WordPress サイトにログインできる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「External Login」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
External Login
External Login は、WordPress データベースとは別の外部データベースサーバーを使用して WordPress サイトにログインできます。
以下のパスワードハッシュ方式をサポートしています。
- bcrypt
- md2
- MD4
- md5
- sha1
- sha256
- sha384
- sha512
上記以外にも設定できる方式も数多くあります。
外部データベースとの接続テストも管理画面から実行できます。
外部データベースが使用不可時、ログインをフォールバックする機能もあります。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:v 1.7.1
マルチサイトでの利用:可
Gutenberg エディターでの動作
Gutenberg エディターに追加される機能は無いので、気にする必要は無いです。
インストール手順
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
External Login – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「External Login」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
External Login を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
ダッシュボードの「設定」メニューの中に追加されています。
使い方
外部データベースに関する設定を行って、接続テストを行います。
設定
- Test Connection
外部データベースとの接続テストを行いテスト結果が表示されます。 - Enable External Login
このプラグインを有効にするかどうか。
- Migration Mode
ログイン認証を WordPress データベースを優先したい場合にチェックを付けます。ユーザーが WordPress データベースで見つかると、ログイン認証は外部データベースでは試行されません。 - Delete Settings on Plugin Deactivation
プラグインを無効にした時に全ての設定を削除したい場合にチェックを付けます。
- Database Name
外部データベースのデータベース名を入力します。 - Database Host
外部データベースサーバーのホスト名を入力します。 - Database Port
外部データベースのポート番号を入力します。
- Database Username
外部データベースにアクセスするためのデータベースユーザー名を入力します。 - Database Password
外部データベースにアクセスするためのデータベースユーザーのパスワードを入力します。 - Database Type
データベースのタイプ(MySQL/ PostgreSQL)を選択します。
- Hash Type
外部データベースでパスワードを保存する際のパスワードハッシュの方式を選択します。
- Table Name
ユーザー情報を保存するテーブル名を入力します。
- Username Field Name
ユーザー名を保存するフィールド名を入力します。 - Password Field Name
パスワードを保存するフィールド名を入力します。
- E-mail Field Name
メールアドレスを保存するフィールド名を入力します。 - First Name Field Name
名前を保存するフィールド名を入力します。 - Last Name Field Name
姓を保存するフィールド名を入力します。
- Role Field Name
権限を保存するフィールド名を入力します。 - Multiple Roles Per User
Role フィールドに複数の権限が格納される場合にチェックを付けます。
- Unspecified Role
次の権限マッピングで一致しないユーザーに割り当てられるデフォルトの権限を選択します。 - Role Mappings
外部データベースのロールタイプからWordpressのロールタイプへのマッピングを行うかどうか。
- Enable Excluding Users
ユーザーをブロックする機能を有効にするかどうか。
注意事項
外部データベースの設定を wp-config.php に保存することを推奨しています。
以下は wp-config.php に追加できるコードの例です。
// ** EXTERNAL LOGIN SETTINGS ** //
/** EXLOG – The External Database Name */
define('EXTERNAL_LOGIN_OPTION_DB_NAME’, 'dojo2016’);
/** EXLOG – The External Database Host */
define('EXTERNAL_LOGIN_OPTION_DB_HOST’, 'localhost’);
/** EXLOG – The External Database Port */
define('EXTERNAL_LOGIN_OPTION_DB_PORT’, '3306’);
/** EXLOG – The External Database Username */
define('EXTERNAL_LOGIN_OPTION_DB_USERNAME’, 'root’);
/** EXLOG – The External Database Password */
define('EXTERNAL_LOGIN_OPTION_DB_PASSWORD’, 'root’);
/** EXLOG – The External Database Type */
define('EXTERNAL_LOGIN_OPTION_DB_TYPE’, 'mysql’);
/** EXLOG – Password Salt */
define('EXTERNAL_LOGIN_OPTION_DB_SALT’, 'ksjefh2lkrh2r2oh23’);