GT Text:多言語対応のOCRソフト
多言語対応の OCR ソフトウェアの紹介です。
『GT Text』です。
GT Textの特徴
GT Text は、多言語認識に対応した OCR ソフト。
Google が公開するオープンソースの OCR エンジン「Tesseract-OCR」をベースに開発。
画像ファイルなどからの読み込みだけでなくて、
デスクトップ全体、画面の指定した範囲やクリップボードにある画像からも文字認識ができます。
文字認識をして抽出した文字列は、クリップボードに転送してくれます。
インストール時のデフォルトの状態では、英語のみ対応した状態になっていますが、
「Language data」から日本語はもとより他の言語セットを追加すると、
90 言語以上の文字列を認識することができるようになります。もちろん、縦書きにも対応。
読み込んだ画像( BMP/ JPEG/ PNG/ TIFF/ GIF 形式に対応)を拡大・縮小表示させたり、
文字認識を再実行させたりすることもできます。画像のファイル保存や印刷も可。
画像ファイルの読み込みは、保存済みのファイルだけでなくて、
スキャナもしくはカメラなどのデバイスから直接画像を読み込ませることもできます。
入手方法
下記から GT Text をダウンロードします。
GT Text – Softocr.com
インストール手順
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして起動します。
あとは、インストーラーに従っていくだけです。
インストール時のスクリーンショットは、下記のリンク先にあります。
ご参考にされたい方は、どうぞ。
https://www.hiskip.com/installguide/utility/gttext.html
日本語セットアップ手順
四角い枠で囲んでいる「Add languages」リンクをクリックします。
言語を選択させる画面が表示されます。
選択できる言語は、ツリービューから選択するので、ツリービューを広げます。
ツリービューを下にスクロールさせていくと、
「Download and install Japanese language…」という行が見つかるので、
左横のチェックボックスにチェックを付けます。
※「Download and install Javanese language…」という行が下にあるので、
間違えて選択しないようにしましょう。
「Download and install Japanese language…」にチェックを付けたら、
「Install」ボタンをクリックします。
ダウンロードとインストールが始まるので、終わるまで待ちましょう。
ダウンロードとインストールが完了したので、「Close」ボタンをクリックします。
これで日本語認識の準備は完了しました。
インストール完了させただけでは、文字列を日本語として認識してくれないので、
メイン画面のコンボボックスから素早く切り替えできます。
使い方
メイン画面です。
まずは、認識させたい文字列のある画像を下記のいずれかの方法で読み込ませます。
・保存済み画像ファイル
・スキャナもしくはカメラなどのデバイスから取り込ませた画像データ
・デスクトップ全体のスクリーンキャプチャ
・マウスドラッグで指定した画面上の任意の領域
・クリップボードに保存されている画像イメージ
次に文字列を認識させたい範囲をマウスドラッグで指定します(画像全体も可能)。
暫くすると認識結果がダイアログで表示されます。
認識結果を確認して、問題なければ「続行」ボタンをクリックします。
そうすると認識結果がクリップボードに転送されます。
以上です。
設定
ファイルメニューから「Settings…」を選択します。
設定画面です。
この画面からも言語の追加や切り替えができます。
また、タスクトレイに常駐させることもできます。
※インストール時は、常駐するようになっています。
対応OS
Windows XP/ Vista/ 7/ 8/ 8.1/ 10/
※64bit 版を含む