Rufus:ISOイメージをUSBメモリでブート可能にできる

2015年1月25日

Linux 系の OS を使ってみたくて、
ISOイメージをダウンロードしてきたけど光学メディアに焼くのも
もったいないと思ったことは無いですか?

そんな時に便利なフリーソフト『Rufus』があります。

Rufus

rufus(公式サイト)

Rufus は、Windows、Linux系、UEFIなどのブート可能な ISO イメージを
USBメモリに書き込んでブート可能なインストールメディアを作成できます。

「UNetbootin」や MS 製の「Windows 7 USB/DVD Download Tool」などと比較しても
短時間でインストールメディアを作成できるそうです。
GPL v3ライセンスのもとでソースコードも公開されています。

UIも日本語で表示されるので、分かりやすいと思います。
※多言語に切り替えることもできます。

記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:4.1

対応 ISO イメージファイル(一部)

  • Arch Linux
  • Archbang
  • BartPE/pebuilder
  • CentOS
  • Damn Small Linux
  • Debian
  • Fedora
  • FreeDOS
  • FreeNAS
  • Gentoo
  • GParted
  • gNewSense
  • Hiren’s Boot CD
  • LiveXP
  • Knoppix
  • KolibriOS
  • Kubuntu
  • Linux Mint
  • NT Password Registry Editor
  • Parted Magic
  • Partition Wizard
  • Raspbian
  • ReactOS
  • Red Hat
  • rEFInd
  • Slackware
  • Super Grub2 Disk
  • Tails
  • Trinity Rescue Kit
  • Ubuntu
  • Ultimate Boot CD
  • Windows XP (SP2+)
  • Windows Vista
  • Windows Server 2008
  • Windows 7
  • Windows 8
  • Windows 8.1
  • Windows Server 2012
  • Windows 10
  • Windows Server 2016
  • Windows 11
  • Windows Server 2019

Windows 11のサポートについて

Rufus Ver 3.16から
Windows 11 のインストールメディアを作成する際に「拡張」(Extended)モードが選択可能に。
拡張モードでは、TPM /セキュアブート/ RAM の各要件を無効にできます。

つまり、Windows 11 をインストールするためには、
TPM 2.0 やセキュアブート、メモリー 8 GB といった最小システム要件を満たす必要がありますが、
この拡張モードでインストールメディアを作成すると、
最小システム要件をバイパスして Windows 11 をセットアップできるそうです。

ただし、最小のシステム要件を満たしていない PC デバイスに
Windows 11 をインストールすることは マイクロソフトは推奨していません。
インストールできたとしても、互換性問題などでデバイスが正しく機能しない可能性もあります。
最小システム要件を満たさないことに起因する互換性問題は、
報告しても修正されない可能性が大です。

入手方法

下記から「Rufus」をダウンロードします。
Rufus – 公式サイト

インストール手順

Rufus は、単体で動くポータブル版(EXE形式)でも配布されているので
任意のフォルダに保存して起動するだけで使えます。

メイン画面

Rufus の初回起動時に表示される画面。
「オンラインでのアップデートの有無チェックを許可しますか?」と尋ねています。

Rufus のメイン画面。

使い方は、簡単です。
まず USB メモリをパソコンに挿入した状態で、Rufus を起動します。
そうすると、「デバイス」欄に接続されているUSBメモリの一覧が表示されるので、
書き込み対象の USB メモリを選択します。

次に書き込みたい ISO ファイルを選択します。

最後に「スタート」ボタンをクリックするとファイルの書き込み処理が始まります。
※このとき USB メモリの内容は初期化されます。

詳細なドライププロパティを表示させた時の画面。

詳細なドライププロパティを表示・詳細なフォーマットオプションを表示させた時の画面

アップデートなどの設定を行える画面。

入手先

Rufus – 公式サイト

対応OS

Windows 7 以降の 32 bit・64 bit 版の Windows

ブートUSB作成

Posted by 管理人