【Ruby】DevKit(Development-Kit)を Windowsにインストールする手順
ruby gem コマンドを使うと
下記のようなエラーメッセージが出力されることがあります。
Please update your PATH to include build tools or download the DevKit
from 'http://rubyinstaller.org/downloads' and follow the instructions
at 'http://github.com/oneclick/rubyinstaller/wiki/Development-Kit'
ビルドするために DevKit が必要だから、ダウンロードして
インストールしてください。という感じのようです。
なので、インストールしていきたいと思います。
入手先
メッセージに記載されているURLからダウンロードします。
「DEVELOPMENT KIT」と書かれたセクションに
DevKitのダウンロード用リンクが用意されています。
http://rubyinstaller.org/downloads
インストールしている Ruby のバージョンによって
必要な Development-Kit が違いますので、注意しましょう。
今回は、Windows 7 64bit + Ruby 2.0 系の環境にインストールするので
赤枠で囲んでいるのを好きな場所にダウンロードしましょう。
参考:DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exe
インストール手順
ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると
解凍時の展開先を指定するダイアログが表示されるので
好きな場所を指定して、「Extract」ボタンをクリックします。
今回は「d:\ruby_devkit\」としました。
解凍が完了したら、インストールします。
コマンドプロンプトを起動して、DevKit が格納されているディレクトリへ移動します。
まず初期化を行なうので「ruby dk.rb init」とプロンプトに入力して
エンターキーを押します。
d:\ruby_devkit>ruby dk.rb init
[INFO] found RubyInstaller v2.2.2 at D:/Ruby22-x64
Initialization complete! Please review and modify the auto-generated
'config.yml' file to ensure it contains the root directories to all
of the installed Rubies you want enhanced by the DevKit.
d:\ruby_devkit>
パソコンにインストールされている Ruby が自動検出されて、
config.yml というファイルが作成されます。
このファイルには DevKit のインストール先が記述されています。
Ruby2 系 と Ruby1.8.7~1.9.3 では使用する DevKit のバージョンが異なります。
ダウンロードした DevKit が対応する Ruby にインストールしましょう。
念のため config.yml をエディタなどで開いて確認しましょう。
確認できたら、インストールします。
プロンプトに「ruby dk.rb install」と入力してエンターキーを押します。
d:\ruby_devkit>ruby dk.rb install
[INFO] Updating convenience notice gem override for 'D:/Ruby22-x64'
[INFO] Installing 'D:/Ruby22-x64/lib/ruby/site_ruby/devkit.rb'
d:\ruby_devkit>
以上で、DevKit のインストールは完了です。