日本国内企業を騙ったフィッシングメールをフリーソフトで自動削除してみる

2016年1月21日

日々メールを受信していると
下記の件名で頻繁にフィッシングメールが送信されてきます。

○○○より大切なお知らせです
○○○本人認証サービス
○○○重要なお知らせ(2015年12月25日更新)

Thunderbird で自動振り分けをしているものの
最終的には、手動で削除することになるので、一手間です。

なので、向こうが自動で大量に送るなら、こちらも自動削除で対応です。
そこで、今使っているのが下記のフリーソフトです。

Spam Mail Killer – Vector
http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se225316.html

Spam Mail Killer

タスクトレイに常駐させて、
定期的に削除条件に該当したメールをサーバー上から自動削除してくれます。
また、メールは一覧表で選択して手動削除することもできます。
POPメール専用です。

10 個までのメールアドレスを登録することができます。

削除条件として、以下の項目をサポートしています。

・差出人(From:等に関する指定)
・受取人(To: 等に関する指定)
・件名(Subject: に対する NG ワード指定)
・ヘッダー(ヘッダーに対する NG ワード指定)
・本文(本文に対する NG ワード指定)
・正規表現(Perl5 互換のパターン指定)
・複数要素(複数要素を組み合わせた条件)
・テンプレート(作者制作の禁止リスト)

・件名に「未承諾広告※」関連が含まれるメールを削除
・件名と本文の 2 バイト文字が計 4 個以下のメールを削除
・文字(言語)コードで削除対象を識別
・添付ファイルの拡張子で削除対象を識別
・メールサイズで削除対象を識別
・日付(Date:)が無いか不正な書式のメールを削除
・宛先(To:)に指定アドレスが含まれないメールを削除
・許可リスト(保護対象の指定)に登録されていないメールを削除

かなり豊富な削除処理を持っています。
また、削除する際に削除ログも残すことができるので、
万が一必要なメールを削除してしまってもログは残るので安心です。

今回の設定

タスクトレイアイコンから右クリックメニューを表示させて、
リストファイルの確認→「禁止リスト@差出人を開く」を選択してリストファイルを開きます。
開いたら、@163.com とファイルに書いてファイルを保存して閉じます。

○○○より大切なお知らせです
○○○本人認証サービス
○○○重要なお知らせ(2015年12月25日更新)

上記の件名で送信されてくるメールを調べると
全てのメールの「Return-Path」に「sva2@163.com」が設定されていました。
なので、163.com は、中国で運営されている無料メールサービスのようです。

sva2@163.com

としても良いのですが、今後変わるかもしれないので、163.com だけにします。
この設定で1ヶ月ほど様子をみていますが、今のところ全部を自動削除できています。

備考

最近、件名に「IMG」「img」「scan」とだけ書いてあって、
しかも添付ファイル付いていいるメールが来るようになりました。

上記のようなメールでも禁止リストを設定しておけば、自動で削除してくれます。
リストファイルの確認→「禁止リスト@件名を開く」を選択してリストファイルを開きます。
開いたら、
IMG
img
scan
と記載してファイルを保存して閉じるだけです。