【つぶやき】2015年前半のパソコン・ノート・タブレットのオススメを考える

2015年3月2日

2015年1月5日、米ラスベガスで開催中の International CES 2015 にておいて、
インテルが、14 nm の CPU「Broadwell」と「Cherry Trail-T」を発表しました。
そこから、今年前半のオススメを考えてみたいと思います。

補足事項

スマートフォン向けSoC
Cherry Trailの名前で伝えられてきたタブレット/ノートブック向けSoCのプロセッサー名称を
正式に Atom x3/x5/x7 とすると発表しました。

各プロセッサーの対応製品は
Atom x3:スマホやファブレット
Atom x5/x7:タブレット~2in1の小型スクリーン製品
となるようです。

Atom x5/x7 は、Windows Tabletや2in1向けという位置付けになるみたいです。
Androidにも利用できるそうです。
Atom x5/x7の供給先は、今のところ ASUS/ acer/ lenovo/ DELL/ TOSHIBA/ HP/ みたいです。

Bay Trail から Cherry Trail-T へ

Intel が 14 nm プロセスを採用した新しいタブレット向け
Atom「Cherry Trail-T」を公開し、出荷は既に行われているそうです。
現行のBay Trailの後継となる SoC です。

プロセス技術が 22 nm から 14 nm に移行したことで
更なる高速化と省電力化が見込まれます。

Bay Trail と比較して RAM 容量は 8GB に倍増し、
RAM 自体も LPDDR3-1600 と DDR3L-RS-1600 に対応するようになり、
より高いデータ転送レートのRAMが使用可能になったことで、
メモリ帯域幅が17GB/s から 25.6GB/sに向上しています。

対応 OS は、Windows 8.1もなるようです。

Broadwell も登場

引用元:
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1501/06/news026.html

Broadwell(ブロードウェル)は、新しい 14 nm プロセス技術が採用されていて、
第4世代Core(Haswell)と比べて、チップの大きさは、37%も小さくなっている。
さらに回路の数は 37%と増加しているそうです。

第4世代の Core i7-4600U と第5世代の Core i7-5600U を比較した場合、
インテルが行ったベンチマークテストでは、
3Dグラフィックスの性能は22%、動画ファイル変換処理は50%、オフィスアプリ処理能力は5%、それぞれ向上し、バッテリー駆動時間も同じ条件で測定して1.5時間延びている。

以上を踏まえて、オススメを考える

体感的に速度を実感できることは少ないかと思いますが
省電力化が進んでいることが一番大きいかなと思います。

それを踏まえるとタブレットやスマホ、低価格帯ノートブックなどは
Bay Trail 搭載機よりも Cherry Trail-T 搭載機を選んだ方が良いかと思います。
省電力化されているということは、熱の発生も抑えることに繋がりますからね。
あと、内蔵の GPU の性能も上がっているようですから
艦コレ端末としても Cherry Trail-T 搭載機の発売を待つのがよろしいかと

Broadwell 系も搭載されてくるモデルも出てくるでしょうけど
使い方次第になるのかなと思います。
家とかにデスクトップパソコンがあるから、サブ機としての位置づけなら
Broadwell 系搭載機を買う必要性は無いかな。

逆にメイン機として使うんだという話になれば
Broadwell 系を搭載しているミドルレンジモデルを選択肢に入れたらと考えます。

デスクトップパソコンについては
Haswell 系搭載機から Broadwell 系搭載機に買い替えだと
メリットが少ないように思います。
3Dゲームをがっつりやるんだ!という方は別だと思いますけどね。

ちなみに更なる高速化と省電力化がされているので
CPU の値段が・・・気になるところですが

CPUの製造は1枚のウエハーから大量の CPU を製造していきます。
たとえば、下のような感じです。

http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/168/533/html/801.jpg.html

22 nm から 14 nm にサイズダウンするわけですから
ウエハー1枚から製造できる CPU の枚数は理論的には増えます。
1枚のウエハーの値段が変わらないとして、同じような価格設定にしたとして
くわえて、出荷開始して間もない事や歩留まりも考えても
高騰するような事は無いんじゃないのかなと個人的には考えます。

インテルさんとかが企業努力をしてくれたら、
今までよりも高性能で、かつ低価格な端末が購入できるんじゃないかなと思います。

これからさき、新品で Bay Trail 搭載端末をオススメ!
とか書いてる記事は読む必要はないと思ったりもします。

Windows10とOffice2016のリリースをふまえて

Windows 10 発売から 1 年間は、
Windows 7/ 8/ 8.1 のユーザーに対して無償でアップグレードできるそうです。

くわえて、次期Officeを「Office 2016」として
2015年後半に投入される予定になっています。
8 型未満の Windows 端末には標準搭載されるそうです。

以上を考えると必要容量が増える可能性が高いようにも思うので
内蔵ストレージが大きいモデルを選んだほうがベターかもしれません。