ExtPassword:ストレージに保存されたパスワードを復元できる

ストレージに保存されたパスワードを復元できる Windows 用フリーソフト『ExtPassword』の紹介です。

ExtPassword

ExtPassword

ExtPassword は、PC に接続された外付けドライブに保存されたパスワードを復元できます。
ExtPassword が対応するソフトウェアと機能は、以下のとおりです。

  • Webブラウザ(Chrome, Chrome Canary, Chromium, Microsoft Edge, Opera, Vivaldi, Yandex, Brave, Firefox, Sea Monkey, Pale Moon, Waterfox, Internet Explorer 11/10 (Windows 10のみ).
  • メールクライアント Microsoft Outlook(2007?2019)、Thunderbird、Windows 10およびWindows 11のWindowsメールアプリ(POP3/IMAP/SMTP/Exchangeのアカウントのみ)。
  • Windows OS のダイヤルアップ/VPNパスワード。
  • Windows OS のワイヤレスネットワークキー
  • ネットワーク上のリモートコンピューターのパスワードを保存するWindows Credentialファイル( %AppData%?Microsoft?Credentials )。
  • Windows 10 および Windows 11のセキュリティに関する質問。
  • 外部システムへのログインに Microsoft アカウントを使用していると、自動的に Microsoft アカウントのキャッシュファイルの読取と復号を試み、それらを使用して DPAPI 暗号化パスワードを復号化します。
  • Win10 では、TBAL Primary key entry が LSA secret として保存されている場合、ログインパスワードを入力せずに DPAPI パスワードを復号化できます

ExtPassword では、以下の情報が表示されます。

  • アイテム名
  • アイテムのタイプ
  • ソフトウェア
  • ユーザー名
  • パスワード
  • 復元元
  • Windowsプロファイル

記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:1.00

入手方法

下記から「ExtPassword」をダウンロードします。
ExtPassword – nirsoft.net

インストール手順

ダウンロードした ZIP ファイルを解凍してできたフォルダを好きな場所に置くだけです。
あとは、フォルダの中にある「ExtPassword.exe」をダブルクリックで起動します。

使い方

Windows用フリーソフト『ExtPassword』のスクリーンショットです。

メイン画面です。
ExtPassword を管理者として実行することを推奨しているそうです。
ちなみに説明文には外付けストレージとありますが
現在ログイン中のドライブのパスワードも抽出と復元ができました。

Windows用フリーソフト『ExtPassword』のスクリーンショットです。

ExtPassword を実行すると、オプションウィンドウが表示されます。
スキャンする外付けドライブを選択する必要があります。
オプションとして、このシステムで使用したログイン・パスワードを入力します
各パスワードは別々の行に記述します。

ログインパスワードは、DAPI で暗号化されたパスワードの一部を復号化するために必要です。
また、実際のパスワードの代わりにパスワードの SHA1 ハッシュを入力することもできます。

Firefox や他の Mozilla 製品のパスワードを復号化するためにマスターパスワードを使用した場合、
マスターパスワードのテキストボックスにパスワードを入力する必要があります。

外付けドライブの情報を入力したら、[OK]ボタンを押します。
OK ボタンをクリックすると、
ExtPassword は外付けドライブをスキャンし、メインウィンドウにログを表示します。
スキャン処理が終了すると、パスワードリストモードに切り替わり、
外付けドライブで見つかった全てのパスワードとその他の情報が表示されます。

Windows用フリーソフト『ExtPassword』のスクリーンショットです。

表示列の選択と順番を選択できます。

対応OS

64 bit 版を含む Windows XP 以降すべての Windows

入手先

ExtPassword – nirsoft.net