【PHP5】関数
関数
文法
function 関数名(){
実行される処理1;
実行される処理2;
}
関数はプログラム中のどこで定義してもよくて、
「function 」の後に空白を 1 文字空けてから関数名を記述します。
そして、実行する処理を「{」から「}」で囲まれたブロック中に記述して行きます。
関数は、複数記述することが出来ます。
関数名として利用できる文字列は先頭が、アンダーバーかアルファベットで始まり、
その後にアンダーバー、数字、アルファベットです。
変数名とは異なり大文字と小文字の区別はありません。
function hello(){
echo "hello";
}
hello();
echo "関数のテスト\n";
function hello(){
echo "hello\n";
}
echo "関数のテスト\n";
function bye(){
echo "bye\n";
}
echo "終了\n";
PHP のプログラムは、上から下へ順に実行されていきますが、
関数は、プログラム内から関数が呼び出されないと実行されません。
関数の呼び出し方
関数を呼び出すには、以下のようにします。
関数名;
function 関数名(){
実行する処理;
}
関数の引数
関数を引数付きで呼び出すには、以下のようにします。
関数の引数には変数だけではなく、配列やハッシュを渡すこともできます。
文法
関数名(引数1, 引数2, …);
function 関数名(引数1, 引数2, …){
実行する処理;
}
function heikin($num1, $num2){
$result = ($num1 + $num2) / 2;
echo "平均は" . $result . "です";
}
heikin(10, 6);
関数の引数にデフォルト値を指定することもできます。
文法
function 関数名( 引数 = デフォルト値 ) {
実行する処理;
}
function 関数名( 引数, 引数 = デフォルト値 ) {
実行する処理;
}
戻り値
関数からの戻り値を呼び出し元で使うには、以下のようにします。
文法
変数 = 関数名();
戻り値を変数に格納してもいいですし、直接使用してもかまいません。
function heikin($num1, $num2){
$result = ($num1 + $num2) / 2;
return $result;
}
$result = heikin(10, 6);
echo $result;
echo heikin(12, 6);
関数側で戻り値を帰す場合には、「return」を使います。
関数の中で return 文が実行されると戻り値を返して、関数の処理を終了します。
戻り値として指定できる値は 1 つだけです。
ただし、配列も指定できます。
変数の有効範囲
関数の中で定義した変数は、他からアクセスすることができません。
また、関数の外で定義した変数にも、
global キーワードを使わないと関数の中からアクセスすることができません。