レガシーモードのWindows10をできるだけ安全&簡単に移行してみた

Intel の 12 世代 CPU がリリースされてから
色んなレビューを見ていると、自作 PC をリプレースする人が
ちらほら居てるようだったので、

かくいう私も i7-4770T 搭載の自作 PC のパワー不足を痛感していたので、
別の新しい自作 PC を組んで、その PC が不具合も起きずに使えているので、
m.2 SSD の価格が下がったタイミングで

i7-4770T の方の PC をリプレースしました。

SSD 以外は全部新規購入です。
で、できるだけ安全に簡単に移行できるように前準備をすることに。

移行する前の事前準備

移行先のSSDを購入

なにか移行した際にトラブルが起きた場合に備えて、
今のシステムドライブをそのまま使わずにクローンソフトで移行させました。

その際に使用する SSD を購入しました。
私は一旦 2.5 インチ SSD から 2.5 インチ SSD にクローンさせました。
そののち m.2 SSD にまたクローンさせました。

クローンで使うケーブル類を用意

できるだけ簡単に移行したいので、クローンも簡単にしたい。
なので、PC を開けて SSD を追加設置はせずに
SATA 接続から USB 接続に変換できるケーブルを購入します。

m.2 SSD の場合、変換するためにはケースタイプを使うことになりますが
ちょっとケーブルより高いし、ヒートシンクやサーマルパッドを付けたりするし。
私の場合は、使いませんでした。

サンワダイレクト SATA-USB 変換ケーブル 800-TK030 – Amazon
2,080 円

オウルテック SATA-USB3.0/2.0 変換アダプター OWL-S2U32G1-A ブラック – Amazon
1,709 円

アイネックス SATA-US3.0 変換アダプタ CVT-08B – Amazon
1,780 円

海外製で安いのもありますが、安全に移行するのも目的なので
ある程度、国内で知られたメーカー製ものが良いと思います。

m.2 SSD しか買ってない人向けに M.2 NVMe SSDケースも載せておきます。
ロジテック(エレコム) LGB-PNV02UC/S USB3.2(Gen2)対応M.2 NVMe SSDケース – Amazon
2,800 円

有償のクローンソフトを用意

レガシーモードの Windows から
UEFI モードのマザーボードに移行した際の手順を書いてる人がたまに居ますが
1 度しか使わないのだから無料とか体験版を使いましょうって言ってる人がいますが、
個人的には大事なシステムドライブをクローンするのだから、

有償のクローンソフトを購入しましょう。

どーしても無償が良いというなら MiniToolR ShadowMaker Free を使いましょう。

一応言っておきますが、Free は、無料でもないし、体験版も無料期間ではないです。
Free の正しい意味は、「無償」ですからね。
「何があっても何も補償しません」という意味です。

なので、ここで無償ソフトを紹介して何かあったら困るので、
紹介しませんので、他で探してください。
無償版だと詳細な設定ができないというのもあります。

AOMEI Backupper Standard
EaseUS Todo Backup Free 2022

は、クローンできますが、システムドライブは無理だったり、
移行元と移行先の SSD のサイズが同じである必要があったりするので
できるだけ簡単に移行したい記事の主旨からもハズレますしね。

Acronis Cyber Protect Home Office Essentials(最新) 1年1台 Win/Mac対応 パッケージ版 – Amazon
2,755円

ドライブのパーティションを整理

マザーボードがレガシーモードしか無かった場合、
使用している Windows 10 OS は、MBR 形式で使っているので、
そのまま UEFI モードで使うことができません。

実際にマザーボードと接続しましたが、
マザーボードからは、SSD として認識してくれていますが
OS が起動することはできませんでした。

それは、UEFI モードで Windows を使用するには、
GPT(GUIDパーティションテーブル)パーティションに変換する必要が出てきます。

その変換ツールは、Windows の MBR2GPT.exe です。
MBR2GPT.exe は、Windows 10 Version1703 Creators Update 以降で導入され、
Windows\System32 のディレクトリ内に準備されています。

このツールを使うには前提条件があります。
使い方も含めて詳しく知りたい方は、私も参考にした以下の記事を参照してください。

MBR2GPT.EXEで MBRをGPTに変換する

MBR パーティションテーブルにプライマリパーティションは最大 3 つ。
そのうちの 1 つがアクティブとして設定されているシステムパーティションである。
ディスクに拡張パーティションや論理パーティションがない。

ぐらい確認できたらたぶん変換エラーが起きて変換処理が中断されることも少ないでしょう。

まず GPT へ変換可能かどうか検証するため、
PowerShell やコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。

起動したら、以下のコマンドラインを入力しエンターキーを押します。

mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFullOS

「/disk:0」は、Windows システムのドライブレターが違う場合は変更する必要があります。

コマンドが間違っていなければ、検証処理が実行されるので少し待ちます。

「Validation completed successfully」と表示されたら GPT への変換が可能です。

Window 10 をマイクロソフトアカウントに紐づける

Windows OS を大きく異るハードウェアに移行すると、
ライセンス再認証が必要となります。
その際に マイクロソフトアカウントと紐づけておくと
再認証も簡単に行うことができます。

Window 10 のシリアルナンバーを持っているなら紐付けなくても良いと思いますが、
Windows 7/ 8/ 8.1 から無料アップデートされた方は、
かならず、マイクロソフトアカウントと紐づけておきましょう。

Windows のライセンス認証を行う – Microsoft

移行本番

  1. クローンソフトで新しい SSD にクローン
  2. クローンした SSD を MBR2GPT.EXEで GPT に変換
  3. 新環境に GPT に変換した SSD を取付
  4. PC を起動して OS が起動するかを確認
  5. マイクロソフトアカウントの ID と パスワードでログイン
  6. Windows ライセンスの再認証を行う

あとは、今まで使っていたソフトウェアなどが正常に動作するかを確認