【雑記】JEITA 2.0 とは?
最近、ノートパソコンなどのカタログを見ていると
「JEITA 2.0」という文字が目についたので、何を意味するのだろうと
思ったので、少し調べて簡単にまとめてみました。
JEITA 2.0 とは
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)が、策定した「JEITAバッテリ動作時間測定法」の仕様のこと。
国内のPCメーカー各社がカタログなどにメーカー公称値として採用している。
ユーザがノート型パソコンを購入する際の動作時間比較の目安として一定の役割を果たす。
Ver.2.0 は、2001 年に策定された Ver.1.0 から 13 年ぶりに改訂された新基準。
平成 26 年 4 月 1 日から施行されます。
JEITA 2.0 の測定方法
引用:JEITAバッテリ動作時間測定法
http://home.jeita.or.jp/page_file/20140219114214_dP3lbRxp9F.pdf
(測定法A+測定法B)÷2 の結果がバッテリ動作時間とされるそうです。
・バッテリ動作時間の表示に際しては、JEITA測定法2.0準拠であることを示すこと。
・単位は[時間]とし、小数第一位未満は切り捨てとする。
・表示に当たっては「約」を付けても構わない。(例:約x.y時間)
例)
測定法a)=3時間15分
測定法b)=8時間7分の場合
(195分+487分)÷2=5.683時間
よって表記は5.6時間。(または約5.6時間)
・満充電状態からの動作時間を測定しても良いが、条件は公開すること。
・動画ファイルの格納場所についても本測定法では規定しないが、格納場所を公開すること。
・動画ファイルはJEITA HPからダウンロード可能。http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/page/detail.cgi?n=84&ca=14
測定法A | 測定法B | |
測定方法 | 本測定法が指定する動画ファイルを読み出しながら連続再生 し、バッテリ動作開始からシャットダウンまたは休止状態に移行するまでの時間を測定する。 | デスクトップ画面の表示を行った状態で放置し、バッテリ動作開始からシャットダウンまたは休止状態に移行するまでの時間を測定する。 |
概要 |
動画サイズ:1920×1080ピクセル 動画コーデック:H.264/AVC 映像ビットレート:10Mbps フレームレート:29.97fps 音声コーデック:AAC 音声ビットレート:160kbps | アイドル状態 |
音量 | 最低(ミュートでも可) | 最低(ミュートでも可) |
輝度 | 150cd/m2以上(画面に白を表示している状態) | 150cd/m2以上(画面に白を表示している状態) |
Wi-Fi | アクセスポイントに接続した状態。(通信方式、通信の有無、電波環境、アクセスポイントまでの距離については規定無し) | アクセスポイントに接続した状態。(通信方式、通信の有無、電波環境、アクセスポイントまでの距離については規定無し) |
Bluetooth/3G等のその他の無線 | オフでも可 | オフでも可 |
動画再生ソフト | インストールされているものか、もしくはユーザーが入手可能なもの | – |
再生画面の表示サイズ | フルスクリーン | – |
動画ファイルの格納場所 | – | – |
測定の終了 | バッテリ動作開始からシャットダウンまたは休止状態に移行するまでの時間を測定する。 | バッテリ動作開始からシャットダウンまたは休止状態に移行するまでの時間を測定する。 |
□URL
JEITA
http://www.jeita.or.jp/