【phpPgAdmin】PHPで書かれたPostgreSQL管理ツール

2019年11月7日

phpPgAdminとは

phpPgAdmin は、PHP で書かれた PostgreSQL 管理ツールです。
データベースやテーブルの作成を行ったり、
各種 SQL 文の発行、データのインポートやエクスポート
データの編集を SQL 文を作成することなくブラウザから行うことができます。

現在の最新版は、phpPgAdmin 5.1

Screenshot of phppgadmin.sourceforge.net

phpPgAdmin対応環境

PHP 5.0 以上。
PostgreSQL 8.4.x, 9.0.x, 9.1.x, 9.2.x

phpPgAdminダウンロード

下記の URL から入手できます。
Download – phppgadmin.sourceforge.net

phpPgAdminのスクリーンショット。

「phpPgAdmin-5.1.zip 」と書かれたリンクをクリックします。
そうすると sourceforge.net のページに移動してダウンロードが自動的に開始されます。

phpPgAdminインストール

ダウンロードしたファイルを解凍して、
Apache 等のウェブサーバーのドキュメントルート内に配置するだけで完了です。
解凍すると「phpPgAdmin-5.1」というフォルダ名で作成されるので
必要に応じて変更しましょう。

※今回は、「phpPgAdmin」としました。
以降の説明では、この設定であるとして書いていきます。

phpPgAdminの設定

conf/config.inc.php を自環境に応じて編集します。

$conf['servers’][0]['host’] = '127.0.0.1’;

$conf['servers’][0]['pg_dump_path’] = '/usr/bin/pg_dump’;
$conf['servers’][0]['pg_dumpall_path’] = '/usr/bin/pg_dumpall’;

Windows だと

$conf['servers’][0]['pg_dump_path’] = 'PostgreSQLインストールパス\\pg_dump.exe’;
$conf['servers’][0]['pg_dumpall_path’] = 'PostgreSQLインストールパス\\pg_dumpall.exe’;

必要に応じて、「true」から「false」に変更します。
$conf['extra_login_security’] = false;

phpPgAdminの動作確認

「php.ini」テキストエディタで開いて、「extension=php_pgsql.dll」で検索します。
以下のような記述が見つかると思います。

;extension=php_pdo_sqlite.dll
;extension=php_pgsql.dll
;extension=php_pspell.dll

「extension=php_pgsql.dll」と書かれた行の先頭に
セミコロン(;)が付いていたら、セミコロンを削除します。
ファイルを保存して、ウェブサーバーを再起動します。

ブラウザーから次の URL へアクセスします。
※「phpPgAdmin」の部分は、ご自身の環境に合わせて修正してください。

http://127.0.0.1/phpPgAdmin/

phpPgAdmin が正常に動作していれば、下記のような画面が表示されます。

phpPgAdminのスクリーンショット。

日本語化

自動判別で画面表示は「日本語」になっていると思いますが
もし、表示内容が日本語以外であったならば、言語を日本語に変更します。
「Language」と書かれたドロップダウンリストから「日本語」を選択します。
変更すると自動的に画面がリフレッシュされます。

phpPgAdminのスクリーンショット。

ログイン

画面左メニューの「サーバー名」をクリックします。
そうするとログイン画面が表示されるので、ユーザー名とパスワードを入力して
「ログイン」ボタンをクリックします。

phpPgAdminのスクリーンショット。

備考

ブラウザーから phpPgAdmin にアクセスした際に
下記のメッセージが表示される場合があります。

「データベースをサポートするように PHP のコンパイル・インストールがされていません。configure の –with-pgsql オプションを用いて PHP を再コンパイルする必要があります。」

Windows だと「extension=php_pgsql.dll」を有効化するだけでは駄目みたいで、
phpinfo()関数を実行してみると「pgsql」項目も表示されていないと思います。

対処方法は、環境変数「Path」に「php」のインストールパスを追加します。
「c:\php」にインストールしているのなら、「c:\php」を環境変数「Path」に追加します。
追加したら、Windows を再起動します。
再起動したら、phpinfo()関数を実行して、「pgsql」項目が表示されているかを確認しましょう。

phpPgAdminのスクリーンショット。

DB管理ツール

Posted by 管理人