亡くなった方の証券口座の開設先を確認するには

人は何時かは死にます。
天寿をまっとうできる場合が多いですが、
交通事故や病気による突然死で急死される方も残念ながら、いらっしゃいます。

自然死であれ、急死であれ、残された遺族には相続の問題が発生します。
遺産の大小に関わらず何かしらの申告するを必要があります。
今日は、故人が開設していた証券口座が何処の証券会社で開設していたか分からない。
そんな場合に開設先を確認できる方法があります。

「証券保管振替機構」に登録済加入者情報の開示請求をする方法です。

証券保管振替機構とは、株券などの有価証券の保管、受け渡しを簡素化することを目的として制定された機関であり、日本で唯一の保管振替機関となっています。また、略称で「ほふり」ともいわれます。
証券保管振替機構は、証券会社等から預託された株券等の保管業務のほか、株主が株券等を売買した場合、担保に差し入れた場合に株券そのものの受け渡しをせず、機構や証券会社等に備えられた口座振替による権利処理を行っています。
初めてでもわかりやすい用語集 – SMBC日興証券
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/si/J0408.html

登録済加入者情報の開示請求について

登録済加入者情報の開示請求の手続は、郵送のみ受け付けていて、
窓口による受付や電話による回答は行っていません。

手順としては、簡単に書くと下のような流れになります。

  1. 開示請求に必要な書類を用意する
  2. 用意した書類を「証券保管振替機構」に郵送する
  3. 開示結果を受け取る

※提出書類に不備等が無くても必要書類の郵送から開示結果の受取まで約 2 週間かかります。

必要書類

手続をする方により必要書類が異なります。
後述の URL にて確認してください。

開示費用

開示費用:2,000 円(消費税等込)

・同一株主について同時に複数の情報の開示を請求する場合には、
2 件目以降は、1 件あたり 1,500 円(消費税等込)の開示費用が加算されます。

・調査した結果、該当がない場合でも開示費用は掛かります。
・開示結果は代引きサービスで郵送されます。受け取り時に郵便局職員に上記費用を支払います。

開示結果の郵送

必要書類の不足や記入の不備等がない場合には、
開示請求結果である「登録済加入者情報通知書」が「請求者の本人確認書類上の住所」へ送付されます。

URL

ご本人又は亡くなった方の株式等に係る口座の開設先を確認したい場合 – 証券保管振替機構
http://www.jasdec.com/system/less/certificate/kaiji/chokusetu/index.html

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Posted by 管理人