WPD:プライバシー設定を簡単にカスタマイズできる
プライバシー設定を簡単にカスタマイズできる Windows 用フリーソフト『WPD』の紹介です。
WPD
WPD は、Windows でのプライバシー関連の設定を簡単にカスタマイズできます。
インストール不要でポータブルソフトウェアとして動作します。
WPD の機能を大きく分類すると下のようになります。
- プライバシー:各プライバシー設定を管理
- ブロッカー:遠隔情報収集や Windows アップデートをブロック
- アプリ:隠されたアプリやストアアプリも簡単にアンインストール
.NET Framework 4.5 以降が必要です。
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:1.3.1532
入手方法
下記から「WPD」をダウンロードします。
WPD – 公式サイト
インストール手順
ダウンロードした ZIP ファイルを解凍してできたフォルダを好きな場所に置くだけです。
あとは、フォルダの中にある「WPD.exe」をダブルクリックするだけです。
使い方
メイン画面です。
画面右上の「復元ポイント」では復元ポイントの作成もできます。
プライバシー
以下の項目についてオン・オフの切替ができます。
・ローカルグループポリシー
- Windows カスタマーエクスペリエンス向上プログラム
- Internet Explorer のカスタマーエクスペリエンス向上プログラム
- Windows Messenger カスタマーエクスペリエンス向上プログラム
- Cortana を許可する
- 検索と Cortana による位置情報の使用を許可する
- Windows エラー報告
- ステップ記録ツール
- インベントリ コレクター
- 利用統計情報の許可
- 自動学習機能
- ユーザーがオンライン音声認識サービスを有効にできるようにする
- 手描き入力とタイプ入力の認識精度を改善する
- PerfTrack
- Microsoft サポート診断ツール
- 広告 ID
- Microsoft コンシューマーエクスペリエンス
・サービス
- Connected User Experiences and Telemetry
- Microsoft(R) 診断ハブ標準コレクターサービス
- デバイス管理ワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)プッシュメッセージルーティングサービス
- Windows Media Player Network Sharing Service
・スケジューラ
- Consolidator
- UsbCeip
- Sqm-Tasks
- BackgroundUploadTask
- Proxy
- Microsoft Compatibility Appraiser
- ProgramDataUpdater
- GatherNetworkInfo
- Device Census
すべてを無効にできます。
「高度な設定」をクリックすると以下の項目もオン・オフの切り替え可。
・ローカルグループポリシー
- ユーザーアクティビティの公開を許可する
- ユーザーアクティビティのアップロードを許可する
- アクティビティフィードを有効にする
- クリップボード履歴を許可する
- デバイス間のクリップボードの同期を許可する
- Windows 診断データでデバイス名の送信を許可します
- PC 設定の同期
- OneDriveを使う
- Windows Defender ウイルス対策
- Windows Defender SmartScreen
- Windows Update のすべての機能へのアクセス
・アプリグループポリシー
- Windows アプリでアカウント情報にアクセスする
- Windows アプリでカレンダーにアクセスする
- Windows アプリで通話履歴にアクセスする
- Windows アプリでカメラにアクセスする
- Windows アプリで連絡先にアクセスする
- Windows アプリでメールにアクセスする
- Windows アプリでアイトラッカーデバイスへのアクセスを許可する
- Windows アプリで位置情報にアクセスする
- Windows アプリでメッセージングにアクセスする
- Windows アプリでマイクにアクセスする
- Windows アプリでモーションにアクセスする
- Windows アプリで通知にアクセスする
- Windows アプリで電話をかけることを許可する
- Windows アプリで無線を制御する
- Windows アプリでタスクにアクセスする
- Windows アプリで信頼済みデバイスにアクセスする
- Windows アプリから他のアプリに関する診断情報にアクセスできるようにする
- Windows アプリのバックグラウンド実行を許可する
- Windows アプリがペアリングされていないデバイスと通信できるようにする
- Windows アプリを音声でアクティブ化できるようにする
- システムがロックされているときに音声で Windows アプリをアクティブ化できるようにする
・サービス
- Connected Devices Platform ユーザーサービス
- ホストの同期
- Contact Data
- User Data Storage
- User Data Access
- MessagingService
- Windows Push Notifications User Service
- Windows Update
- Windows Update Medic Service
- Orchestrator Service の更新
・その他
- 同期プロバイダーの通知を表示する
- 診断データを使用してエクスペリエンスをカスタマイズする
- Windows 追跡アプリの起動を許可してスタート画面と検索結果の質を向上します
- Web サイトが言語リストにアクセスできるようにして、地域に適したコンテンツを表示する
ブロック
ブロッカー画面では、下記のメニューが用意されています。
スパイ:Windows による情報収集をブロック
エキストラ:Skype や OneDrive といった Microsoft のアプリをブロック
アップデート:Windows Update のブロックが可能
ブロッキング方法を選択し、各項目を選択するとブロック機能がオンになります。
アプリ
ここでは、通常の方法ではアンインストールできないアプリケーションも削除できます。
削除したいアプリケーションを選択して、
「選択削除」をクリックするだけでアンインストールできます。
確認ダイアログは表示されずに直ぐにアンインストールが始まるのでため、
アンインストール時には注意が必要です。
ソフトウェアの情報
対応OS
32/64 bitを含む Windows 7/ 8.1/ 10/ など