WP Rollback:プラグインやテーマを以前のバージョンに簡単に戻すことができる
プラグイン等をアップデートすると、
たまに不具合があって正常に動作してくれない場合があります。
しかし、前のバージョンが手元に無いと元に戻すことができません。
※GitHub などで公開されているものは、旧バージョンを入手できる場合があります。
そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
それは「WP Rollback」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。
WP Rollback
WP Rollback は、プラグインやテーマを以前のバージョンに簡単に戻すことができます。
戻すだけでなくて現在よりも新しいバージョンにすることもできます。
操作も簡単で表示されたバージョンの中から選択して実行ボタンを 1 クリックするだけです。
ちなみにバージョン管理システム「SVN」 からバージョン情報を取得しています。
そして、選択されたバージョンをダウンロードしてインストールしています。
svn.wordpress.org
themes.svn.wordpress.org
記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:v 1.5.1
マルチサイトでの利用:可
インストール手順
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
WP Rollback – WordPress.org
もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。
ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「WP Rollback」と入力します。
検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。
プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。
WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術
日本語化
WP Rollback を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。
WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。
※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。
日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。
WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術
専用メニュー
「WP Rollback」は、設定項目も無くて、専用メニューも無いです。
使い方
プラグインの場合
まずは、インストール済みプラグイン一覧を開きます。
各プラグインの操作メニューに「Rollback」リンクが追加されているので、
バージョンを変更したいプラグインの「Rollback」リンクをクリックします。
選択可能なバージョンが一覧で表示されるので、バージョンを選択します。
「installed version」は、現在インストールされているバージョンを示しています。
バージョンを選択したら、画面一番下の「Rollback」ボタンをクリックします。
Are you sure you want to perform the following rollback?
次のロールバックを実行してもよろしいですか?
Notice: We strongly recommend you perform a test rollback on a staging site and create a complete backup of your WordPress files and database prior to performing a rollback. We are not responsible for any misuse, deletions, white screens, fatal errors, or any other issue arising from using this plugin.
注意:実行する前に WordPress ファイルとデータベースの完全バックアップを作成することを強くお勧めします。 誤用、削除、白い画面、致命的なエラー、またはこのプラグインの使用に起因するその他の問題について私どもは責任を負いません。
クリックすると上記の内容が書かれた確認画面が表示されます。
良ければ、確認画面左下の「Rollback」ボタンをクリックします。
※クリックすると更新作業が始まります。
更新作業が終了すると上のような感じになります。
古いバージョンに戻したので、更新通知が表示されるようになります。
あとは、正常に動作をするかを確認しましょう。
テーマの場合
テーマ一覧を表示して、
バージョンを変更したいテーマを選択して「テーマの詳細」リンクをクリックします。
テーマの詳細画面の右下にある「Rollback」ボタンをクリックします。
プラグインの時と同じように選択可能なバージョンが一覧で表示されるので、
バージョンを選択します。
「installed version」は、現在インストールされているバージョンを示しています。
バージョンを選択したら、画面一番下の「Rollback」ボタンをクリックします。
Are you sure you want to perform the following rollback?
次のロールバックを実行してもよろしいですか?
Notice: We strongly recommend you perform a test rollback on a staging site and create a complete backup of your WordPress files and database prior to performing a rollback. We are not responsible for any misuse, deletions, white screens, fatal errors, or any other issue arising from using this plugin.
注意:実行する前に WordPress ファイルとデータベースの完全バックアップを作成することを強くお勧めします。 誤用、削除、白い画面、致命的なエラー、またはこのプラグインの使用に起因するその他の問題について私どもは責任を負いません。
クリックするとプラグインの時と同様に上記の内容が書かれた確認画面が表示されます。
良ければ、確認画面左下の「Rollback」ボタンをクリックします。
※クリックすると更新作業が始まります。
更新作業が終了すると上のような感じになります。
古いバージョンに戻したので、更新通知が表示されるようになります。
あとは、正常に動作をするかを確認しましょう。
注意点
運用中のサイトで使用する前に、必ずローカル環境でテストしてください。
ダウングレードしたプラグイン、テーマが正常に動作する保証をしていません。
このプラグインを利用する際には、自己責任で使用してください。
と WP Rollback の説明ページに記載されています。
備考
自サイトでのプラグイン等の更新履歴をログ保存できるようにしておくと、
アップデートする前のバージョンを思い出さなくても便利かもしれません。
https://www.hiskip.com/wp/plugin/site-manage/log-record/6951.html