My WP Translate:テーマとプラグインを管理画面から翻訳できる

2016年12月5日

WordPress で使えるオリジナルのテーマは、国産で素晴らしいテーマが多いです。
でも、プラグインとなると、どうしても海外製のプラグインを頼らざるをえないですよね。

そうなると困るのが日本語化対応の有無。
メジャーなプラグインになると日本語化対応されている事が多いですが、
すこしマイナーなものになると日本語化対応がされていません。

記事や固定ページに表示する必要が無いプラグインであれば、
少し不自由なだけで問題は無いのですが、
記事などで表示する必要があるものだと、そ~も言ってられません。

自分で自力で翻訳すると、
翻訳用ソフトウェア「Poedit」をインストールして、環境を整えないといけません。
少し翻訳したいだけなら、そこまでするのも面倒です。

そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
それは「My WP Translate」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。

My WP Translate

Screenshot of wordpress.org

My WP Translate は、「Poedit」を使わなくても、
WordPress の管理画面から、海外製のテーマやプラグインを翻訳することができます。
そして、po ファイルを作成し、ダウンロードすることもできます。
翻訳した文字列をインポートもしくはエクスポートすることもでます。

また、未翻訳と翻訳済みの文字列の数がリアルタイムで表示されていて、
確認しながら翻訳できます。

※pot ファイルが用意されていないテーマやプラグインは、翻訳できません。
また、po ファイルは作成してくれますが、mo ファイルは作成してくれません。

記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:v 1.0.8
マルチサイトでの利用:可

インストール手順

下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
My WP Translate – WordPress.org

もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。

ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「My WP Translate」と入力します。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。

プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術

使い方

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

管理画面は、ダッシュボードのメニュー「設定」の下に「My WP Translate」が追加されています。
そのメニューから、管理画面に移動できます。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

My WP Translate のメイン画面です。
テーマは、有効になっているテーマが自動で選択されます。
プラグインは、自分で選択してタブを追加して必要があります。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

翻訳したいプラグインをリストボックスから選択して、「Add」ボタンをクリックします。
例として、「Autoptimize」を選択しました。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

「Autoptimize」のタブが追加されたら、タブをクリックします。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

翻訳作業を始めるには、「Enable translation panel」横のチェックボックスにチェックを付けます。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

チェックを付けると「My WP Translate」が翻訳できる文字列を自動的に検索して抽出してくれます。抽出が完了すると文字列単位で表示し、翻訳用のテキストフィールドも合わせて表示してくれます。
初期時は、文字列 20 個ごとにページングできるようになっています。

「Strings Per Page:」横の数字を変更して、ページングボタンなどをクリックすると反映されます。

また、翻訳したい文字列全部もしくは一部が分かっているなら、
「Search Translations」と書かれたテキストフィールドに入力すると絞り込むこともできます。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

とりあえず、1 箇所だけ翻訳してみます。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

画面の一番下に「Create and Download .po file」ボタンがあるので、
そのボタンをクリックします。
そうすると po ファイルが作成されて、ダウンロードが実行されるので、
とりあえず、どこかに保存しておきましょう。

ちなみに赤い四角い枠で囲んでいる箇所には、未翻訳と翻訳済みの文字列の数が表示されています。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

「Autoptimize」の管理画面に移動して、翻訳されたかどうかを確認してみます。
無事に翻訳が反映されていますね。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

ダブの「×」をクリックすると、

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

確認画面が表示されて「OK」をクリックすると、
翻訳ファイルが削除されて、翻訳されていた箇所も元に戻りますので注意しましょう。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

翻訳した文字列を個別にインポートもしくはエクスポートしたい場合には、
「Toggle Import/Export Options」ボタンをクリックします。

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

インポートしたい時の画面

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

エクスポートしたい時の画面

WordPressプラグイン「My WP Translate」のスクリーンショット。

テーマもプラグインと同じように翻訳できます。
テーマタブをクリックすると、
「We couldn’t find language file, please enter the path to your theme/plugin language file relative to wp-content folder.」

My WP Translate が、言語ファイル(pot ファイル)を見つけることができなかった時に表示されます。
有効になっているテーマの言語ファイルの相対パスを入力する必要があります。

ローカル環境で試しているのであれば、所定のフォルダ内を確認し、
レンタルサーバーなどの外部サーバーで試しているのであれば、
下記のフォルダパスを参考にして探してみてください。

wp-content / themes /(テーマ名)/ languages / (テーマ名).pot

入力後、「変更を保存」ボタンをクリックすると相対パスが正しければ、
プラグインの時と同じような画面が表示されるはずです。
あとの要領は、プラグインのときと同じなので割愛します。

URL

My WP Translate – WordPress.org

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Posted by 管理人