CAPTCHA 4WPの使い方と設定

2017年5月23日

各種フォームに自動的に noCaptcha または Invisible Captcha を追加できる WordPress 用プラグインの紹介です。
それは「CAPTCHA 4WP」です。
その導入手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。

CAPTCHA 4WP

CAPTCHA 4WP - WordPress.org

CAPTCHA 4WP は、各種フォームに自動的に noCaptcha または Invisible Captcha を追加できます。

使用する reCaptcha のバージョンを選択可。
同一ページで複数個使用可能。
ログイン試行の失敗回数が一定数を超えると表示させることも可能。
IP ホワイトリスト機能もあります。
reCaptcha ドメインを変更可。

サポートしているフォームには、以下のものがあります。

  • WordPress ログインフォーム
  • WordPress ユーザー登録フォーム
  • WordPress マルチサイトユーザーサインアップのフォーム
  • WordPress でパスワードを失念した時のフォーム
  • WordPress でパスワードをリセットするためのフォーム
  • WordPress コメントフォーム

以下のサードパーティ製のプラグインもサポートしています。
CAPTCHA を追加するには、CAPTCHA 4WP Premium にアップグレードする必要があります。

  • Contact Form 7
  • bbPress でのトピック新規作成フォーム
  • bbPress でのトピックへの返信フォーム
  • BuddyPress の登録フォーム
  • WooCommerce 注文確定フォーム

Contact Form 7 の場合には、専用のショートコードを Contact Form 7 で作成するフォームに貼りつけると使用できます。

上記以外のフォームにも追加することができます。

※このプラグインは、キャプチャ検証のために IP アドレスを Google に送信します。

旧名:Advanced noCaptcha & invisible Captcha (v2 & v3)

記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:7.0.5
マルチサイトでの利用:可

Gutenberg エディターでの動作

Gutenberg エディターに追加される機能は無いので、気にする必要は無いです。

Gutenbergでのショートコードの挿入手順

このプラグインは、ショートコードを使用します。
挿入手順については、下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

Gutenberg でのショートコードの挿入手順 – WordPress活用術

インストール手順

CAPTCHA 4WP をインストールするには 2 種類の方法があります。
下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化する。
CAPTCHA 4WP – WordPress.org

もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面からインストールできます。

ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Advanced noCaptcha invisible Captcha」と入力します。

WordPressプラグイン「CAPTCHA 4WP」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。

プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術

日本語化

CAPTCHA 4WP を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。

WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。

※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。

日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。

WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術

専用メニュー

WordPressプラグイン「CAPTCHA 4WP」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

管理画面の「設定」メニューの中に追加されています。

使い方

設定画面から使用したい reCaptcha のバージョンや設置したいフォームなどを設定しましょう。
ここでは、Contact Form 7 のフォーム等に設置する方法を説明します。

Contact Form 7での使用方法

Contact Form 7 で reCAPTCHA 機能を使用するには、
下記のショートコードを表示させたいフォームに貼り付けます。

[anr_nocaptcha g-recaptcha-response]

その他のフォームでの使用方法

表示させたい箇所に do_action( 'anr_captcha_form_field’ ) を記述します。
各種判定をしたい箇所には、anr_verify_captcha() を記述します。

設定

Google Keys

WordPressプラグイン「CAPTCHA 4WP」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

  • Select the reCAPTCHA type
    使用したい reCaptcha のバージョンを選択します。
  • Site Key
    Google の reCAPTCHA 管理画面で取得したサイトキー(Site key)を入力します。
  • Secret key
    Google の reCAPTCHA 管理画面で取得したシークレットキー(Secret key)を入力します。

Enable reCAPTCHA on forms

WordPressプラグイン「CAPTCHA 4WP」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

reCAPTCHA 機能を表示するフォームの設定をします。

  • ログインフォーム
    WordPress のログインフォームで使用するかどうか。
  • 登録フォーム
    WordPress のユーザー登録フォームで使用するかどうか。
  • マルチサイト ユーザーのサインアップ フォーム
    WordPress のマルチサイトユーザーサインアップのフォームで使用するかどうか。
  • パスワード紛失フォーム
    WordPress のパスワードを失念した時のフォームで使用するかどうか。
  • パスワードリセットフォーム
    WordPress のパスワードリセットフォームで使用するかどうか。
  • コメントフォーム
    WordPress のコメントフォームで使用するかどうか。
  • bbPress 新規トピック
    bbPress でのトピック新規作成フォームで使用するかどうか。
  • bbPress トピックへの返信
    bbPress でのトピックへの返信フォームで使用するかどうか。
  • BuddyPress 登録
    BuddyPressregister の登録フォームで使用するかどうか。
  • WooCommerce 購入手続き
    WooCommerce 注文確定フォームで使用するかどうか。

Other ReCaptcha settings

選択している Version によって設定項目が多少異なります。

V2 – I’m not a robot

WordPressプラグイン「CAPTCHA 4WP」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

  • エラーメッセージ
    reCAPTCHA の認証などに失敗したときに表示する文言を入力します。
  • Captcha 言語
    表示言語を選択します。
  • テーマ
    reCAPTCHA 機能を表示する際のテーマを選択します。ライト(Light)かダーク(Dark)かを選択できます。
  • サイズ
    reCAPTCHA 機能を表示する際のサイズを選択します。ノーマル(Normal)かコンパクト(Compact)かを選択できます。

表示言語は、デフォルト(Auto Detect)のままでも自動判別してくれますが、
日本国内向けのサイトなら日本語に設定しておきましょう。

WordPressプラグイン「CAPTCHA 4WP」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

  • Captcha ログインに失敗しました
    ログイン試行に何回失敗したら、ログインキャプチャを表示するかを指定できます。「0 =常に表示」
  • ホワイトリスト登録済み IP
    ホワイトリストに追加する IP を入力します。
  • Recaptcha ドメイン
    キャプチャが動作するドメインを選択します。

WordPressプラグイン「CAPTCHA 4WP」の導入から日本語化・使い方と設定項目を解説している画像

  • ログインで非表示
    ログインユーザーには reCAPTCHA 機能を隠すかどうか。
  • CSS を削除
    ログインページから、このプラグインの CSS を削除するかどうか。
  • JS 不使用 Captcha
    JavaScript が無効になっている場合、reCAPTCHA を表示するかどうか。

代替プラグイン

CAPTCHA 4WP にほしい機能が無かった場合には、
CAPTCHA 4WP 以外にもGoogle reCAPTCHAが使えるプラグインを記事にしています。
以下では、CAPTCHA 4WP を含めて 4 個を簡単に紹介しています。

Google reCAPTCHAが使えるWordPressプラグイン一覧

URL

CAPTCHA 4WP – WordPress.org

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

reCAPTCHA

Posted by 管理人